楽しい!選べるカタログリスト
昨年、あるご葬儀で、香典返しのギフトカタログを頂きました。
近頃の返礼品は、たいてい選べるギフトカタログになりましたよね。
確かに選ぶのは楽しいですし、既に所持しているモノは選ばなくてすみますから、ありがたいかぎりです。
で、とれにしようか悩んだのですが、選び始めると、どれも品物は帯に短し襷に長しで、結局頂いても使わずじまいになるのが関の山です。
ならば食べ物にするか、それとも、そうそう、温泉日帰り券とかもあったよなーなんて考えながら、ページをめくっていると珍しいものが見つかりました。
なんと「シナリオ8週間講座」です。
シナリオセンターが主催し、週に1回表参道の教室に通学して2時間ほどの講義を受けるものです。
毎回、宿題が出されて翌回に提出すると、添削して返してくれるのです。
シナリオなんて、書いたり読んだり、今まで考えたこともなかったです。
それだけに、面白いでしょう?
特に今回は新型コロナ禍もあって、通学でもリモートでも毎回自由に選べるという親切なシステムということもあり、思わず申し込んでしまいました。
それに自腹ではないので気が楽です。
1,2回ではなく8回というのも、なんだか本格的っぽくて、いいじゃないですか!
この年で学生ですよ、一応(笑)
すでに3回、リモートで参加しましたが、とても新鮮な体験をさせてもらいました。確かに基礎の基礎といったものですが、それでも今までそんな世界に無縁だった僕には、学ぶ喜びを感じられてとても楽しいです。
毎回頑張って宿題やってま~す(笑)。
今回の講習では、映画やテレビドラマといったあくまで映像作品としてのシナリオで、戯曲は含みません。
まず、初めて知ったのは、シナリオが常に現在形で書かれること、「柱」、「ト書き」、「セリフ」から成るということ、そして文芸作品ではなく、映像作品であることです。
ですから本来美しい文学的表現や文体とは無縁です。
なるほど、当たり前のことでしょうけれど、書いてみて初めて納得しました。
また、原稿は200字詰めの用紙に書かれ、凡そ原稿用紙1枚が、映像にすると30秒とのことです。
ですから、1時間の作品では120枚というわけです。
知らなかったなぁ〜、楽しい、楽しい。
映画の見方もちょっと変わりました。
あと5回も楽しみです。
選んでよかったっ!