学名 |
Rheum palmatum |
英語名 |
Rhubarb(ルバーブ) |
和名(日本語名) |
ダイオウ(大黄) |
分類 |
タデ科 多年草 |
原産地 |
チベット、中国北西部、シベリア南部 |
特徴 |
多年生の宿根草で、草丈は花茎まで入れると2mに達します。性状はフキに似ています。葉は大きく雄大です。葉柄も長大で、30cm位に伸びます。太い花茎を伸ばして、黄色い花をつけます。葉柄には香りがあり、その風味を使用(利用)してジャムを作ります。
ルバーブは2000年以上も前からハーブ(香草、薬草)として使用(利用)されえきました。やがてインドに伝わり、ペルシャやアラブの医師にも愛用されました。
ヨーロッパでは、ルネッサンスの時代に陸路トルコを経てもたらされたので、ターキールバーブとも呼ばれています。
お料理に使うルバーブはカラダイオウ(唐大黄)(Rheum rhabarbarum)といい、主に18世紀に作られた栽培品種です。ハーブ(香草、薬草)としては根を使用(利用)します。
日本には明治初期にアメリカから持ち込まれましたが、当時は余り使用(利用)されず、普及したのは近年になってからです。主に食用大黄(ショクヨウダイオウ)として茎を使用(利用)します。
最近では野菜売り場でも見かけるようになりました。断面が半円形で、フキを太くしたような野菜を目にしたことはありませんか? これがルバーブの食用部分です。ちょっとかじってみると強い酸味に驚くかもしれませんが、その酸っぱさが新鮮さを引き立てています。今後は野菜になったハーブ(香草、薬草、植物)としてもっと人気が出るかもしれませんね。
茎を煮ると赤い色になるので、ジャム作り等で人気です。 |
成分 |
アントラキノン、レイン、アロエエモジン、エモジン、フラボノイド、フェノール酸、タンニン、酸化カルシウム、シュウ酸等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
刺激作用、緩下作用、便通作用、抗菌作用、収斂作用、胃痛緩和作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
フラワーアレンジメント等に使用(利用)します。
多少の酸味と一種独特の香味のある柔軟多汁な茎は、ジャムやパイ等に使用(利用)します。
葉はシュウ酸を含むので食べません。 |
注意! |
○強力な下剤なので妊娠中の使用(利用)は避けてください。
○シュウ酸を含んでいますで、関節炎や痛風、腎結石等の疑いのある方は使用(利用)を避けてください。
○葉は毒性がありますので使用(利用)しないでください。
○使用(利用)の際には医師や専門家にご相談ください。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日の当たる保湿性に優れた土地を好みます。表土が乾いたら十分に水を与えます。追肥は株元にマグアンプKを施せば6か月は万全です。繁殖は、株分けで行います。
種まき時期は4~5月、または9月です。ルバーブの仲間では作りやすい品種で、どこでも作れますが、特に冷涼で排水がよく、有機質を多く含んだ埴壌土または壌土が適します。一般的な野菜とは違って、一定の畑に作付けしておいて、長年収穫します。 |