学名 |
Tanacetum parthenium |
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英語名 |
Feverfew(フィーバーフュー) |
和名(日本語名) |
ナツシロギク |
分類 |
キク科 多年草 |
原産地 |
南東ヨーロッパ |
特徴 |
草丈は25~60cmです。
5月から小菊のような白い花が咲き始めます。
南東ヨーロッパ原産のフィーバーフューは、現在ではヨーロッパ全域、オーストラリア、北アメリカでよく見られます。
水はけがよく、日当たりのよい場所で、種子や株分けした根から繁茂します。
葉は必要時に採取され、地上部は開花期の夏に収穫されます。
古代ギリシャの時代から偏頭痛や生理痛などの激しい痛みを和らげる目的で葉を煎じたり、生の葉を噛んで食べる等の方法で使用(利用)されてきました。
そのため「奇跡のアスピリン」とも呼ばれることとなり、さらに1980年代に入って英国を中心としてフィーバーフューの効能(効果、効用、薬効、作用)の科学的検証が進みました。 |
成分 |
揮発油(α-ピネン)、セスキテルペンラクトン(パーテノライド)、セキステルペン(カンファー)、ラクトン、ピレスリン、タンニン、パルテノリド等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
鎮痛、解熱、抗リウマチ、経血の流れを良くする、苦味健胃、抗炎症、弛緩、消化促進、月経促進、駆虫、偏頭痛、関節炎等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
苦味が強いハーブティー(ハーブ茶、お茶)になります。葉の抽出液は、防虫剤として使用(利用)したり、筋肉痛を和らげるため、アロマバス(ハーブ風呂)の入浴剤として使用(利用)します。叩いて潰した葉は、虫刺されや腫れ、炎症等を起こした皮膚に湿布剤として使用(利用)します。花はデージーに似て可愛らしく、花壇(ガーデン)にもおすすめ(お勧め、オススメ)です。丈夫な宿根草として、花壇(ガーデン)に植えて楽しんでください。防虫にも役に立つコンパニオンプランツです。フランス小菊として切花にも出ています。 |
注意! |
○生の葉を食べると口内炎になることがあります。その場合は葉を炒めてから使用(利用)します。
○ワルファリンや他の抗血液凝固薬と併用しないようにしましょう。
○妊娠中は服用しないようにしましょう。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
種まき時期は3~4月、9~10月です。夏の高温多湿に弱いので、秋に涼しくなってから種子を播きます。苗で冬越しさせ、翌初夏に花を咲かせるようにすると育てやすいです。また、霜に当たると枯れてしまうことがあるので注意しましょう。ビニールポット(苗床)に3~5粒播き、土を種子が隠れる位に薄く被せます。毎日水かけをし、本葉が4~5枚の頃、1ポットにつき1本残し、残りは取り除きます。本葉が5~6枚の頃、プランター等に10~20cm間隔で植え付けます。冬は地際の小さな葉だけ(ロゼット状)になります。一度植えるとこぼれ種子でよく増えます。 |