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2017.12月

○獣医眼科手術研究会にて

白内障手術の症例検討会がありました。
白内障手術後のいろいろは併発症の対処法や、白内障と緑内障の同時オペ時の注意点、 眼内レンズが術後にずれた時のレンズ摘出法などの講演がありました。


○日本統合医療学会(医師などとの合同学会)にて

いろいろな症例発表がありました。
人間のほうでは肝臓がんが高濃度ビタミンC療法とあるサプリメントを併用して、劇的に小さくなった症例や、 痴呆症改善に効果があったサプリメントの報告などがあり、動物にも応用できる症例がたくさんありました。


○大学病院セミナーにて

犬・猫ともに、症状が出ていない早期の心臓疾患発見のための心電図検査の有用性について講義がありました。


院長
2017.11月

○大学病院セミナーにて

関節炎についての講義がありました。
薬による治療法の他に、自宅でのリハビリ法やマッサージ療法、及び再生医療の講演がありました。
特に薬だけでなく、再生医療・リハビリを行えるとベストです。当院ではすべて行っておりますので、 よろしければご相談ください。

院長
2017.7月

○大学病院セミナーにて

DICとは、腫瘍・感染・溶血・手術・交通事故時などで発症する事が多く、血管内の血液が固まって血栓を作り、 血管外では出血などの症状が出て死に至ることが多い状態を言います。
最近の研究で、診断するには、PT・APTT・フィブリノゲンの測定よりもTATとD-dimerの測定の方が理にかなっており、 感度も高くなってきているとのことでした。
当院では血小板が減少し始めている仔には、血栓形成予防のため漢方薬をおすすめしています。この漢方薬は 体外の出血を抑え、血管内の血栓形成を抑えます。西洋医学の薬は、どちらか一方の効能がある薬はありますが、 両方の作用がある薬はありません。

院長
2017.6月

○大学病院セミナーにて

心臓病の薬について講義がありました。
ピモベンダンという心臓の薬が最近よく使用されるようになってきておりますが、使い方には注意が必要です。
病態によっては、投与量を考慮しなければなりません。
たとえば、アジソン病やクッシング症候群などを併発している心疾患では、 通常量では始めない方がいい・肺水腫時では他の薬剤を先に投与してから 使用した方が効果が出る、など。
また、除脈時に1回の拍出量が増加していない場合に使用すると効果的です (これは心臓超音波検査にて判ります)

院長
2017.5月

○大学病院セミナーにて
僧房弁閉鎖不全症(MR)の麻酔管理について

通常の手術に使用されるイソフルランという麻酔薬では、動物の血圧を低下させMRの犬にとっては 肺水腫などの病気の併発症も起こしやすく、麻酔管理がむずかしいと言われています。この併発症を発症させないように ドブタミンを使用したりしますが、投与量の加減がむずかしく、少なすぎると除脈がおきて死亡したりします。大学病院にて 研究の結果、除脈にならない投与量の報告がありました。また、万が一肺水腫になってしまった場合も高価ですがいい薬の紹介もあり、 当院では常備薬として用意し手術に望んでおります。


院長
2017.4月

○腎臓の治療薬<ラプロス>セミナーにて

腎臓の治療薬ラプロスという新しい薬についてのセミナーがありました。 今まで使われていた<セミントラ><フォルテコール><コバルジン>などの薬との違いや、 他の薬よりラプロスを使用したほうが良い場合や、他の薬のほうが良い場合などの使い分けなど。 特に、<蛋白尿が出てる場合><出血傾向がある時><尿毒症発現抑制目的>などにより、 薬を使い分けて使用するといいとの事でした。

院長
2017.3月

○大学病院セミナーにて

今回は、いろいろな外科手術についてのセミナーでした。 いろいろな外科手術のコツを教えて頂きましたが、中でも直腸の腫瘍にはプルースルー法という術式のテクニッツクが 大変興味深かった手術法でした。この方法は、肛門から18〜20cmの腸の腫瘍を腹部からのアプローチではなく、肛門からのアプローチで手術を行う方法です。 なかなか、いい手術法です。


院長
2017,2月

○大学病院セミナーにて

全身症状の悪化を伴う皮膚疾患について
●犬の表在性壊死性皮膚炎というものがあり、人間では膵臓腫瘍に関連して多いが、犬では肝炎末期に多いとの事。
●猫の腫瘍随伴性脱毛症とは、膵臓の腫瘍が原因の事が多く腹部から始まり皮膚がテカテカになっている事が多いとの事。
●犬の中毒性表皮壊死症は体をさわると痛がるのが特徴で、ほとんど死亡します。原因としては色々ありますが、ある抗生物質を投与したりした事 によっても発症するそうです。
●種特異的な所では、ミニチュアシュナウザーの表在性化膿性壊死性皮膚炎というものがありまして、まだ原因が不明なのですが、 薬浴シャンプー後2〜3日で死亡してしまう事が多いそうです。

院長
2017年1月

○副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)セミナーにて

副腎皮質機能亢進症とは、副腎から過剰に副腎皮質ホルモンが分泌されている状態です。原因としては、脳の下垂体の異常 、副腎の異常、ステロイドの過剰投与などがあげられます。
治療法としては、手術を含め内科治療など色々ありますが、一般的な治療法はトリロスタンという薬の投与です。 今回のセミナーにて、動物により動物により投与量の差がだいぶあると言う事。定期的に薬の効果をチェックしなければいけない事。 薬の納書に書いてある最低量を投与しても多いことが多々ある事が報告されていました。

○再生医療学会セミナーにて
人間の再生医療も日々進歩している中で、動物の再生医療の進歩もめざましいものがあり、色々な症例報告がありました。 特に、猫の口内炎。これは、最近は難治性の口内炎は全歯抜歯する方法が盛んに色々な病院にて行われておりますが、それでも 治らない症例もあります。そんな時、再生医療の幹細胞療法にて治療するといい症例報告が発表されておりました。
また、犬の乾性角結膜炎の幹細胞療法の新しい投与の仕方により、特効している症例報告が多々ありました。当院では、眼科疾患 で困って来院されるかたが多くいらっしゃる為、飼い主様にご紹介してあげようと思いました。

院長
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