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2015.12月

○血栓栓塞症
血栓栓塞症とは、血液中に血栓(血の塊り)ができ、いろいろな臓器(脳、心臓など)に害を及ぼし 最悪死亡してしまう病気です。この病気が、犬も人間と同じように加齢と共に生理的に起こりやすい状態になっていることが発表されてました。 人間もそうですが、血栓が出来やすい傾向かどうか血液検査などである程度わかる事がありますので、是非、特に老齢動物は検査してあげましょう。 そして、もし傾向があるようなら、人間でも使用されている薬(アスピリンなど)や、副作用の少ない漢方薬なども取りそろえておりますので、 是非ご相談下さい。


院長
2015.10月

○ホモトキシコロジーセミナーにて
本場ドイツで効果が出ている甲状腺疾患、糖尿病、クッシング病、アジソン病、胃腸疾患、膵疾患、アトピー性皮膚炎についての講義がありました。 薬の効果的な組み合わせ方など有意義なセミナーで、当院でも早速取り入れようと思いました。

○中毒
中毒にはいろいろな原因によるものがありますが、薬の中毒治療時に新しい薬物中毒の為の静脈注射用の 油性製剤が開発されました。これは、イベルメクチン類、リドカイン、ベルメトリン、バクロフェンなどの多くの薬物中毒で実績をあげております。


院長
2015.8月

○突発性後天性網膜変性症候群
学会にて報告例;突発性後天性網膜変性症候群の疑いにて(眼科専門医にて診断)、すでに失明し眼が見えなくなったミニチュアダックスフンドに、再生医療の 脂肪幹細胞移植を行った所、視力が回復」した報告例がありました。当院でも、診断および治療を行えるので、このような動物が来院しましたら、出来る限りの事を してあげたいと思いました。


院長
2015.5月

○透析について
腎不全時の治療などに行われる透析法には、人間などで一般的に行われている血液透析の他に、腹膜透析など動物には行われておりますが、
血液透析は治療設備が高額の為、なかなか導入している動物病院も少なく、実際には腹膜透析を行う事が多いです。
ただ、この方法もお腹に針を刺したりしなければならない為、腹膜炎の問題も生じます。
今回のセミナーでは、血液透析、腹膜透析よりは効果はおちますが、手軽に簡単に出来る浣腸を行う事による方法です。
これは、浣腸時に透析効果のある薬剤を使う事により効果を期待する方法で、血液透析や腹膜透析が出来ない動物に、点滴などの治療と併用して行うと、より効果的です。

院長
2015.4

○フィラリア症
そろそろフィラリア症予防の時期です。感染しないように予防薬を飲ませるのが一番ですが、もし感染してしまったら治療は大変です。
心臓手術?副作用で動物が死亡するリスクある内科療法?
今回は、こんな時、内服薬による副作用を軽減する薬が発表されてました。これをフィラリア駆虫薬と併用する事により死亡率を減らせるという事です。
最近は25年前に比べフィラリア感染症自体が少なくなってきておりますが、当院でもこの薬を準備しておこうと思っております


院長
2015.3月

○てんかん発作のセミナーにて
てんかん発作の治療はいろいろあります。
犬猫での薬の選択が違うことや、レベチラセタムの注射液、官庁による発作…の新たな治療法等の報告がありました。
是非、今度の治療に活かしたいと思います。


○栄養療法セミナーにて
がん末期など、通常の現代医療(西洋医学療法)で手に負えなくなった時にビタミンなどの栄養療法を行うことによって、病気は治りませんが 元気・食欲などの生活水準が上がる療法です。
もし自分がこの立場に立った時のことを考えると、治らないのであれば、このような治療法もいいと思いました。

院長
2015.2月


○獣医眼科手術研究会にて
網膜剥離手術についての講義がありました。
動物では全国でまだ2施設しか手術は行われておらず、なかなか大変なものでした。
しかし内科的に良化するケースもあり、その見極めが大切です。


院長
2015.1月



○統合医療学会にて
動物において、いろいろな治療法の最新情報が報告されていました。
特にオゾン療法におけるがん予防の最適濃度など。濃度が高すぎるとがん抑制効果が落ちるとのことでした。
また、膀胱腫瘍、脾臓腫瘍、悪性黒色腫などに効果があるサプリメント、筋肉増強効果が期待できるサプリメントも紹介されていました。


院長