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2013.12月

○セミナー参加にて
副腎の病気には、副腎皮質ホルモンが通常より多く分泌してしまう副腎機能亢進症と、逆に、ホルモン分泌が少ないアジソン病という疾患があります。
今回は、こういう病気の治療法のセミナーがありました。なかでも、シーズーとウェルシュ・コーギーに一見腫瘍ではないかと思われるほどの大きな先天的な副腎の奇形が多く見られているとのこと。 この大きな副腎が、病気か?あるいは先天的な奇形なだけで病気ではないのか?また、その鑑別方法なども、大変参考になりました。

院長
2013.10月

インド医学(アーユルヴェーダ)学会参加にて
インド医学にての眼科治療の発表がありました。
緑内障・白内障・結膜炎・角膜炎などについてです。いずれの治療法も、西洋医学の治療法に比べると独特です。
また、眼洗浄液については、インドでは様々な眼疾患に効果があり、よく使われているようです。その眼洗浄液は当院でもご用意出来るようにしております。 ご希望の方は、受付または診療時にご相談ください。


院長
2013.9月

学会参加にて
○腫瘍科
腫瘍随伴候群といって、日常的検査の中で腫瘍がある時に変化がある血液検査項目が発表されていました。
例:高Ca血症時には、リンパ腫・肛門嚢腺がん・多発性骨髄腫・胸腺腫などに変化がある、など。
その他、低血糖時・高グロブリン血症時・血小板減少時・多血症時など、それぞれ発表がありました。

○脳神経科
ここ数年、動物でも専門施設で脳外科手術が行われることが多くなってきました。そこで、手術するまでのホームドクター の重要性が考えられています。ホームドクターが行うべき大事な術前処置について発表がありました。

○外科
ミニチュアダックスに好発する消化器疾患としての直腸ポリープと幽門狭窄の外科的治療について発表がありました。
いろいろなアプローチ法・それぞれに長所・短所があり、獣医師の判断は大事な役割を担っています。

○歯科
歯垢・歯石除去の適切な時期について
歯肉炎を発症していたら、歯垢だけなら歯ブラシのみで除去し、歯石の付着がある場合は歯石除去を早めに実施すべきとの報告がありました。
歯石除去には全身麻酔下にてスケーラーを使用し除去する方法と、薬で除去する方法があります。いずれにしろ歯肉が赤くなってきたら注意が必要です。

○眼科
ミニチュアダックスに多い三大眼科疾患の報告がありました。
免疫介在性角膜炎・白内障・網膜変性症です。いずれも失明する疾患ですので、何か気になる点があれば早めの検診が必要です。

○耳鼻科
突発性耳垢性外耳炎について
正常な猫は耳道内側に、淡く脂っこい分泌物の非常に細かい層を作り出します。しかし過度の分泌物の耳垢が耳の中に産出されることがあります。 これは様々な原因が考えられ、治療が難しいのですが、効果ある治療法が発表されていました。

○内科
短頭種気道症候群について
短頭種(特にイングリッシュブルドッグ)に多く、8歳以上になると突然死が多く認められる恐ろしい病気です。 睡眠時に無呼吸が20回/時間以上・短頭種・診療時など息遣いが荒くなる・運動を嫌がる・心不全(心肥大)・気管虚脱などがある場合要注意です。
特に手術などで全身麻酔をかけなければならない時は、気道への負担を出来るだけ掛けないように、薬を2~3週間飲ませてから行うと、リスクが 少なくなるとの報告がありました。

○皮膚科
無菌性膿疱性紅皮症について
ミニチュアシュナウザーに限定される致死的な病気です。皮膚病の他に重度の沈鬱や不快感、発熱などの症状が出ることがあり、 重症になると死に至ることが多い疾患です。ある成分のシャンプーを使用すると発症しやすいなどの報告もあり、治療が難しい疾患です。

○エキゾチック
鶏の肝疾患に漢方薬の効果があることが報告されていました。

以上、各科のセミナーに出席してきました。
参考になる例が多く、今度の治療に役立てたいと思いますy。

院長
2013.7月

セミナーにて
緑内障、白内障における漢方薬の治療報告がありました。
なかなか良さそうです。
動物(証)によって使う薬は変わりますが、当院では5kgくらいまでのわんちゃん・ねこちゃんで\2,400/10日分ほどでご用意できます。
よろしければ受付または診察時にご相談ください。

院長
2013.6月

学会参加にて
皮膚アレルギー疾患の新しい治療法が報告されていました。一般にアレルギーの治療は非ステロイド剤(抗ヒスタミン剤など) や食事療法を、ひどくなるとステロイド療法・免疫抑制剤などを使用することが多いのですが、 重症例でも食事療法と鍼治療にてステロイドや免疫抑制剤を使用しなくてもコントロール出来るとの報告がありました。
他の治療法と一緒で、コントロール出来たとしても鍼治療を続けて行い維持しなければなりませんが、副作用が殆どないので いい治療法だと思いました。

院長
2013.4月

猫が空気感染により感染する、猫ウイルス性鼻気管炎という伝染病があります。
これはヘルペスウイルス感染により発症し、多発しています。治療にあたり、ある抗ヘルペス薬を投与すると 猫の血液中と涙液中にウイルスを不活化する濃度の薬が分布している事が発表されました。
このことにより、この病気の治療をするにあたって、眼炎を併発している場合に、通常は眼薬の点眼を併用しますが、 この薬を使用すれば眼炎の症状があっても眼薬を使わずに飲み薬のみで眼の治療も同時に行うことが可能です。
点眼が難しいノラ猫ちゃんや、目薬を嫌がる猫ちゃんなどの治療にいいと思いました。


院長
2013.3月

プラセンタ研究会にて
今回のセミナーでは、当院にても同じような症例がありましたが、特に肝炎、皮膚炎などの症例発表が多くありました。西洋医学だけではなかなか限界
があり、 プラセンタ(胎盤)使用は今後の動物治療に有用だと実感致しました。

院長
2013.1月

学術紙情報にて
フランスでは、犬猫用ノミ、ダニ駆除カラーが子供の健康に危険がある という事で規制し、9社76品目の販売を禁止したそうです。
日本でも将来そうなるかもしれませんね。
日本では、動物病院にて滴下タイプの薬などいろいろでてますが 個人的には、サーチフェクトという薬が一番効果がある様に 思います。
院長
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