オーディオ日記 第50章 幸せのひと時(その1)2020年8月8日


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Bluesound Node 2i、Node(Gen3)の導入:

(2022年4月13日追記)
Bluesound Nodeを徹底的に楽しむ、と題していくつかのTIPSをまとめて 記載 した。

(2022年1月3日追記)
NodeからのUSB出力がBluOS 3.16.3のファームウェア(2021年12月29日付)にて実装されたので、S/PDIF出力と比較しての音質評価を 行った 。差はそれほど大きくないのだが好みの方向であることを確認できたので今後はUSB出力をメインとすることにした。なお、USB出力の経路はINTONA USB Isolator~MUTEC MC3+USBである。(追記終わり)

(2021年12月6日追記)
国内でもやっと新モデルの Node が発表となった。USBからのデジタル出力に関しては現時点ではまだ対応されていないが年内のファームウェアアップで対応される予定。なお、海外では旧モデルから価格据え置きなのだが国内価格は一万円程度アップとなってしまう。(追記終わり)

(2021年8月17日追記)
後継機種のNode(第三世代)をこのモデル用の電源インターフェースカードとセットで 導入 した。(追記終わり)

(2021年5月30日追記)
本機の後継となる Bluesound popular Node がアナウンスされており、北米やヨーロッパでは2021年6月上旬より出荷開始となる。CPU(1.8GHz)やDAC(384KHz)の性能アップが図られている。また本年中にUSBからのデジタル出力がサポートされる予定とのこと。ただし日本でのアナウンスは未だ無い。(追記終わり)

(2020年9月9日追記)
内蔵スイッチング電源を換装するため、Fidelity Audio製の電源インターフェースカードを 導入した。(追記終わり)

(ここからオリジナルの掲載内容)
Amazon Music HDをさらに楽しもうということで Bluesound Node 2i を導入した。現在結構入れ込んで使い勝手や音のチェックを行っているが結論から先に云ってしまえばこれは充分評価できる機器(ネットワークストリーマー)であると思う。リモコンでの操作が極楽でなければ我慢できないという相当我儘な当方であるが、若干の点(後述)を除き合格。音の観点も大事なポイントであるが、あれこれと接続を試し最終的に落ち着いた構成ではこれもほぼ期待通り。

筐体はコンパクトでちょっとお洒落:
Bluesound Node 2i

基本的には当方はPCオーディオ派であって、所謂ネットワークオーディオ機器の導入にはいろいろと試してはきたのだが踏み切らなかった。Lumin U1 Miniについては自宅試聴までしてもう一歩までと悩んだ経緯もあるのだが、、、、今回背中を押したのは、Amazon Music HDの楽曲品揃えとまぁまぁ満足の音質、そしてそれをiPAD miniからの操作で(air play経由では無く)ハイレゾ音源を楽しみたいという二つ。

(注記)Luminも本年末までにはAmazon Music HDに対応するとの情報もあるようだが確かではない。だがいずれにしてもAmazon Music HD対応機器はHEOS対応機のみならず今後そこそこ出てくるのではないかと推測する。

上面にスイッチ類があるが本体での操作はほとんどしない:
Bluesound Node 2i

さて、このBluesound Node 2iであるが、外見や価格から考えると「オーディオファイル向けの商品ではない」と思う。一般的な音楽ファンを主なターゲットとした機器なのではないだろうか。海外ではどうなのか分からないが少なくとも国内市場ではそう受け止められると思う。だが、機能や操作性、そして音(光デジタル出力で使用)を含めた総合点として及第点以上のパフォーマンスを示すものだと当方は考えている。

音については高額なものではないので価格比で云々という理屈もあるのだろうが、我が家のPCオーディオ(JPLAY FEMTOやSymphonic-MPDなど)と較べて大きなビハインドを感じることはない。一方でストリーミングと自分の音源(複数台のサーバーPC、NASが可)を取り混ぜたシームレスな再生環境、操作性という観点では新機軸である「 BluOS 」というものの恩恵なのかもしれないが結構な優れものである。自分の音源再生用の数千曲にも及ぶ長大な外部プレイリスト(上限は9999曲か?)をほぼそのまま使えるのは何ともありがたい。このようなプレイリストを作成するのは実は案外面倒なのだ。なお、現時点では全体を使いこなせているというところにはまだ到達していないので習熟度を上げねばと考えている。

(参考)接続系統図:
Bluesound Node2i

実際の操作上の問題はほとんどないのだが、極楽操作を目指す当方にとっては、気になる点もある。Amazon Music HD側の「マイミュージック」との連携が悪く(当方が使い方が解っていないだけかもしれないのでベンダーに問い合わせ中)、Amazon Music Appで作成済のプレイリストをBluesound側に取り込むのが結構な手間。また、自分の音源のプレイリストを作成しようとする場合「ジャンル一括投入」ができない(アーチスト一括投入はできる)。あるいは、長大な外部プレイリストを使ってシャッフル再生をさせようとする場合、単純にプレイリストをキューに放り込むという操作だけでこれを行うことが出来ない、等々。この辺りはいずれ機能改善される期待値もゼロではないが万人向けの使い方、使い勝手ではないのでやむを得ないかも、、、しかしこういう点は喉に刺さった小骨のように気になるものでもある。

(2020年8月17日追記)上記質問に対してご丁寧な回答を国内ディーラーよりいただいた。当初Amazon Music HD側の「マイミュージック」の一覧表示ができないと思っていたが、可能(楽曲一覧からの表示にて)であった。謹んで訂正とさせていただく。(追記終わり)

今後運用に係る紆余曲折なども多少出てくるかもしれないが、肝心のハイレゾ系音源のストリーミング再生も音を含めて総合的にはまずまず。多様な選択ができるように競合する機器やソフトウエアがもっと出てきて欲しいとも思う。一方で、RoonとAmazon Music HDとの連携にも期待はしているのだがビジネス的にも難しいのだろうか、、、

いずれにしてもこれで膨大(公称6500万)な音源をそこそこの環境で楽しめる手はずは整った。後は好みの音楽にどれだけ巡り合えるか、その掘り起こし方、聴き方がこれからの課題となろう。

(注記)
Amazon Music HDは再生環境によって、サンプルレートやビット数が音源通りとはならないので、音質評価の観点からはこれを留意しておく必要がある。
1.Bluesound Node2iでは音源のサンプルレート、ビット数を維持する。
  ただし、air play経由で再生することもできるので、Node 2iの場合は44.1K/16bitまで
2.PC環境の場合は、サウンドデバイスのデフォルト設定のサンプルレート、ビット数に合わされる。
  したがって、基本的な設定は192K/24bitあるいは96K/24bitなどとなろうか。
3.Symphonic-MPDではair play対応(shairport-sync)の制約からこちらも44.1K/16bitとなる。
また、Amazon音源についてはHDマーク、UltraHDマークのついていないものは「ロッシー音源」なので、評価対象の曲としない方が良い。

(2020年8月17日追記)
かなり大量の曲をプレイリストに登録してのテストを行っていたところ、Amazon Music HDへの接続が「リモートサービスエラー」となってしまい再生できなくなった。 再起動、ファームウエアアップ等の対応で一旦回復したが、購入時点で最新のファームウエアにアップグレードしておくべきであった。なお、国内ディーラーのサポート窓口にも問い合わせさせていただいたが、非常に迅速に適切な回答をいただけた。深謝。(追記終わり)


                 4way SUP-T11構成の設定備忘録(2020年6月17日更新)設定値
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
FPS
2030M3P1R
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+4) 90 (+0) 110 (+17) 93 (+0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +0.0 +1.2 -10.0* +4.0
*DF-65 Att ON
マスターボリューム
アッテネーション
dB -7.0 -6.0 -3.0 -5.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 90.0 85.2 85.0 80.0
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

224
180

800
800

3550
4000

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-24 24-24 24-24 24-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm 0.0 -30.0 +28.5 +32.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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