オーディオ日記 第52章 目指す頂は見えてきたか(その7)2021年8月17日


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Bluesound Nodeの新モデル(その3):

待つこと暫し、Nodeの新モデルが到着した。想定よりは?案外と早い到着でほっとしている。今回は本体と電源インターフェースカードごとFidelity Audioにオーダーしたのだが、親切にもインターフェースカードの組み込みと基本稼動チェックを行った上で発送してくれたので手間要らず、大変ありがたい。(このため、オリジナルの内蔵電源での試聴は全くしていない)

現行Node 2iで使用している外部5V電源を接続、LANケーブルを接続してすんなりと立ち上がり、MQA Radio Paradiseの再生、Amazon Music HDの認証や再生もさらっと確認。サーバーPCに置いてある自分のライブラリ音源も設定するだけで期待通りのパフォーマンスで読み込んでくれる。この辺りはやはりプロセッサーのスピードアップのお陰だろうか。(量が多いのでそれなりには時間がかかる)

いそいそとセットアップ:
Bluesound Node Gen3

設定ならびに既存Node 2iからの移行作業でポイントとなるのはこれまで作成してきたプレイリスト廻り。これが最初からの作り直しだと気が滅入るのだが、Amazon Music HDのプレイリストは認証するだけで、そのまま従前のものが使用可能となるので問題なし。BlusOSのプレイリストは一旦現行Node 2iで「プレイリストのバックアップ操作」をしてUSBメモリに書き出しておき、新しい機器の方でこのUSBメモリを挿して「プレイリストのリストア操作」を行う。この機能があるのは実のところ大変ありがたい。ライブラリ音源上に置いてあるm3u形式の長大なプレイリストはライブラリ音源の設定と読み込みによって同時に展開されるので、こちらもほとんど移行の世話はない。なお、BluOSプレイリストのリストア作業であるが、ライブラリ音源とストリーミング音源をミックスしたものがあるので、ライブラリ音源のINDEX作成をしてから(為念)一番最後に行った。順番が問題となるかどうかは試していないのだがこれでOKであった。

パッと見はほぼ同じ様だが微妙に異なる?:(右側がNode 2i)
Bluesound Node Gen3

肝心の音についてはセットアップが終り聴き始めた段階なので、もっと落ち着いてからの評価が望ましいと思うが、現時点でのインプレッションとしてはOSコンを全面的に採用している「Reference Interface Card」の貢献は意外と大きいのかな?と思われる点はある。またRadio ParadiseのMQA再生(24bit/96KHz)はプロセッサーの増強が聴いているのかキレの良さが感じられて好印象。

本来的には内蔵DACの音やオリジナル電源の音もチェック、確認すべきなんだろうと思うけれど、最早「これで充分」状態なので、今はただ作り貯めたプレイリストを次々と再生しながら多くの音楽を聴く至福に浸っていたい。実のところこの機器に対しては微細な音質的差異を論じる意義はあまり無いかもしれない。今まで通りの多様な音源がそのまま聴けるだけで何だかほっとして気持ちが満足してしまう。なお、操作性に関してはソフトウエア的なバージョンの差異も無いので基本変わらないが若干のスピーディさは感じられる。

(注記)急ぎ入手したかったので取り寄せとしたが、Bluesoundの国内ディーラーは海外から購入したものについてサポートはしないので、この点を承知しておくことが肝要かも。ただし、Bluesoundはネット上での サポート体制 が充実しており質問や不具合と思われる動作の確認など対応についての問題は少ない(英語ベース)。トラブルに関してはサポートリクエストを送ることも可能でありレスポンスも迅速。ただしハードウエア的な故障の場合は基本購入先での対応となると思う。


                 4way MW16TX構成の設定暫定値(2021年6月23日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
SB Acoustics
MW16TX
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
能率
能率(90dB基準相対差)
dB 97.0 (+7.0) 87.5 (-2.5) 110.0 (+20.0) 93.0 (+3.0)
定格値
DF-65の
出力設定
dB +0.7 +0.7 -10.5 +4.7
マスターボリューム
アッテネーション
dB -9.0 -3.0 -3.0 -5.0
各チャネル毎の設定
パワーアンプでの
GAIN調整
dB 0 0 -12.0 -12.0
 
スピーカーの
想定出力レベル
dB 88.7 85.2 83.5 80.7
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz

200
200

800
800

3550
4000

High Pass

Low Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-96 48-48 48-24 24-flat
DF-55 DELAY
設定
cm -10.0 +28.0 -37.0 +27.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Norm Norm Norm  
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない

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