再評価とは初診時と同様の歯周診査を行い、それまでの治療における治癒(=ちゆ; 治りかた)をみることです。それによって最初の治療計画を見直し、今後の治療方針を決定していきます。
プロービング時の出血(BOP)もなく、ポケットも浅い場合
特に補綴処置(クラウン、ブリッジや義歯などの治療)や矯正治療がなければ、メインテナンスへと移行します。
BOPがみられるが、ポケットは深くない場合
再度、口腔清掃指導を繰り返したり、BOPが残っている部位を対象にもう一度スケーリング・ルートプレーニングを行います。
BOPがみられ、ポケットが深い場合
必要に応じて歯周外科手術や根分岐部病変の処置等を行います。
ただし、適切な口腔清掃指導を行ったにも関わらず、口腔清掃状態の改善が良くない患者さんには、歯周外科手術は行わず、スケーリング・ルートプレーニングを繰り返しながらサポーティブペリオドンタルセラピーへと移行します。その理由はメインテナンスの項目で後述します。
最終更新2013.1.9