TB53 春風 
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瀬戸内の旅 03年10月11日 
準備に手間取り1000頃に西宮(オリエントヨットの桟橋)を出港。息子(6歳)と女房にはライフジャケットを着用させる。
1030頃、川重の浮きドックの潜水艦を横目に見て、兵庫港の旭石油の小型タンカーに接舷。英虞湾からの回航で消費した軽油を1キロ補給。免税の単価は49.9円だった。今日の目的地は岡山県の日生港で、曇り時々晴れの天気で北東の風7〜8m。神戸からは約50マイル2.5時間の距離なので、のんびりと出発。明石海峡大橋を下から見上げた後、家島港に入ったが適当な接岸場所が見当たらなかったので上陸はあきらめて日生に向かう。
日生の東側にはうちわだの瀬戸という蛇行した水路のような所がある。日生マリーナがあるほどだから小型艇は通過できるが、意外に浅い個所があり15年ほど前にX99でヘドロに乗り上げたことがある。
春風の喫水は1.5m、キール後端からラダーシャフトまではペラガードと呼ばれる100mm径のパイプが付いている。これをはずせば1〜2ノットは艇速が上がるだろうが保険みたいなものである。潮時も悪くないのでGPSプロッターを2つと魚探を回して景色を楽しみながら通過して日生港に到着。
全長53フィートの春風は外洋で少々の波を受けても走れるが、7〜8mの風の中、知らない港に泊めるとなると厄介だ。あちこち探して、一旦はJR日生駅を正面に見て左側の、リゾートマンションの前に出ている桟橋に着けた。値段交渉をしたが一泊1万円とのことだったので晩飯代を浮かすことにして再び離岸、スターンからアンカーを打って町民会館の前の岸壁に鼻着けした。
アンカーを打つとなるとつい女房もあてにするが、噛んで含んで段取りを教えたつもりが合図をする前にアンカーを落としおった!
カジキを引き上げるためにデッキ後部に取り付けた電動ウインチがはじめて良い仕事をして、アンカーを打ちなおした。
停泊料1万円を浮かしたから夕食は盛大にいこうと地元の人に聞きながらあちこち探したが、結局、鹿久居荘という旅館の水族館料理というのにした。ハゲ、アジの造り、オコゼの唐揚、シャコなどだったが子供を含む3人では一皿の量が多すぎた。値段も14,000円とお高く、味もまーまーだった。日生は少し観光地化されすぎたのではあるまいか。食後にタクシーでワンメーターほどの距離にある町営の健康ランドみたいなところの風呂に入り、船に戻って2100頃には節電のため就寝した。
明石大橋 明石大橋を後に
日生の東、うちわだの瀬戸 日生港に上陸
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