大回転魔弾

   ビッグボルフォッグが誇る必殺奥義。ボルフォッグにのみ与えられた特殊装備「内蔵ミラーコーティング」の応用で、装甲面に定着したミラー粒子を、高速回転しつつ全方位に対し射出、目標を撃破する。ビッグボルフォッグ自身が「必殺!」と称する通り、絶大な破壊力を秘めている。ミラー粒子も出鱈目に射出しているように見えるが、実際は効果的に目標にダメージを与えるべく緻密な計算に基づいており、外れ弾も目標の動きを制限するべく用いられている。なおEI−18戦において地下水路内でゾンダリアン2名(ピッツァおよびペンチノン)に対して使用された大回転魔弾の威力は当然相当に手加減されていたものであったことを付け加えておく。もしビッグボルフォッグが本気で大回転魔弾を繰り出していれば、ピッツァはともかくペンチノンを戦闘不能に追いやることも可能であったかもしれないが、その場合地下水路が深刻な損傷を被ることは確実であり、最悪の場合崩壊する可能性もあった。その場合EI−18の核のみならずマモル少年の身体に危害が及ぶ可能性をも孕んでおり、ビッグボルフォッグも囮以上の働きを為し得ない結果となった。
   更にウルテクエンジンを搭載してパワーアップしたビッグボルフォッグが編み出した大回転大魔断なる応用技も存在する。
 なおこの大回転魔弾を三段飛行甲板空母イザナギミラーカタパルトに転用したものがミラー粒子砲である。