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| 坂戸城にはいくつか畝状空堀群が設置されていたようです。G地点はその一部です。写真で見ると全然どこに竪堀があるか撮った本人もわからないほど不明瞭ですが、たしかに現場では明瞭な竪堀跡があったと記憶しています。 一応例の如く竪堀跡のガイド付きの写真を設けましたが、これはかなりいいかげんにガイドをいれましたので、そのつもりでご利用下さい。(^_^;)。 |
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坂戸城の畝状空堀群を観察するのに時には左の写真のような激しいブッシュをくぐり抜ける必要があり、大変困難です。ですから、城郭観察初心者?(゚_。)?(。_゚)の方は観察はさけた方がいいでしょう。私も1994年時の調査では、城の東側の畝状空堀群が確認できたのですが、今回の1997年の調査では、腕が鈍ったのか?根性が無くなったのか?G地点のみしか確認出来ませんでした。この畝状空堀群を観察するにはかなりの時間を必要とすると思います。 |
この畝状空堀群だけの観察で丸一日を費やすぐらいの覚悟でチャレンジしたほうがいいでしょう。 私は上から竪堀を観察しましたが、いったん竪堀をおりて下から観察したほうが理解しやすいかもしれません。ですが実際現場を訪れればわかると思いますが、それにはかなり勇気がいると思います。 伊藤正一氏によるとこの畝状空堀群は畝間6m深さ3m前後、約40゜の傾斜度、長さ40mのたいへん大きく勾配の急な竪堀です。いったん降りたら果たして戻ってこれるのだろうかという恐怖感がおそってきます。(^_^;) |
| 畝状空堀群に限らず城址内にはこのような激しいブッシュが多数あるため容易には観察できない遺構がけっこう多いです。たとえば、左図の馬蹄段については、今回の調査に於いて私の実力では青色の場所しか確認は出来ませんでした。(確認できた馬蹄段の写真は後半のページで..) なお、?の馬蹄段は今回は時間切れのため確認調査をしませんでした。(^_^;) このような、むちゃくちゃ高いところにある城址で、しかも城域が尾根上に1km以上広がる広い城域でしかも、激しいブッシュと急勾配。こんな困難な城址の縄張り図を作成した伊藤正一氏の根気にはもう脱帽です。こんなすごい人がいたとは...(@o@)アリョー 私はまだまだヒヨッコですね。(自称城郭観察中級者 ?(゚_。)?(。_゚) のつもりですが。)(^_^;) |