注:連載当時、「小説家になろう」の活動報告に掲載したことをほぼそのまま転載しています。
「フィリ・ディーアが触れる世界」に、(作者の独断と偏見で)オープニング/エンディング曲、キャラやシーンに合った曲を付けようという遊びです。興味のある方はどうぞ。
まず、主題歌とエンディングは、以下の二曲ですね。
・アララト(群青の空を越えて オープニング曲)
・足跡(ワイルドアームズ アルターコードF エンディング曲)
まず「アララト(群青の空を越えて オープニング曲)」の方ですが。こちらはオープニングでしょうか。
フィリちゃんが遺跡という「ゆりかご」から出て様々な現実にぶつかる、そんなイメージから選曲しています。
で、「足跡(ワイルドアームズ アルターコードF エンディング曲)」の方はエンディングですね。
歩き続けた先を示唆している感じがしますね。実はネタバレ?(笑)
「アララト」は物語のテーマを、「足跡」はストーリーや結果を示している、そんな感じなのかなと。
バード君の方はOP、EDという感じがしなかったけど、こちらは綺麗にはまった感じがします。
その代わり、この歌に合うキャラがいないという(笑)
なかなかね、綺麗にはいかないものです(笑)
・「群像交錯」シーン曲:嵐の中、はばたいて(ワイルドアームズ3)
「ワイルドアームズ3 part05 オープニング」で検索すると出てくるプレイ動画でこの作品のオープニングが見れるのですが。
(~6:20、10:40~11:45)
そうですね、こう、列車の中で事件が起きて、それまでバラバラだった人たちが一か所に集まる、そんな感じのオープニングなのですが。
ぶっちゃけ、フィリちゃんの物語は、こんなオープニングを書いてみたくて、フライング気味に書き始めましたという経緯がありまして(爆)
……よくエタらずにここまで書けたと思います(笑)
・パッサカリア ハ短調(バッハ)
URL:https://www.youtube.com/watch?v=HtFMxFQrKc4
アストたちが最期の時を迎えることになる第四章のテーマ曲、こんな感じかななんて思うのですが、どうでしょう?
まあ、正直に言ってしまえば、「ラスボス感のする曲」で検索して出てきた曲なのですが(笑)
・パリは燃えているか
URL:https://www.youtube.com/watch?v=HLEKnAGQalI
これはシーン曲というよりは、舞台となった遺跡が背負ってきた歴史のテーマ曲でしょうか。
今の遺跡というよりは過去の、空にあった頃の遺跡にふさわしい、そんな気もします。
特に第五章の「パリは燃えているか」に関しては、結構はまっているのではないかと思うのですが、どうでしょう?
・365日の紙飛行機(AKB48)
フィリちゃんのテーマというべきか、今話(第五章最終話)のテーマというべきか(笑)
少なくとも、今話を書くときに流していたのは確かです。
まあ、私は別にAKBが好きという訳でもないのですが。
「朝ドラの歌」という印象の方が強いですし。
前の二人が「夜のイメージ」なら、フィリちゃんはもう「昼」とか「陽だまり」とか、そんなイメージでしょうか。
自然体で、自分のペースで前に進んでいくのが一番似合っている、そんな人にぴったりの歌かな、なんて思うのですが、どうでしょうか?
いままでフィリちゃんの曲として挙げてきた曲と比べて、あまりにも曲調が違う気がするけど、そんなことは気にしない(笑)
・インスピレーション(ジプシーキングス)
本当に久しぶりに、曲遊びを。というか、この人は抜いたらいかんだろうと思いつつもずっと思いつかなかった人を。
――まあ、曲名は聞いてもさっぱりなのですが。聞けば一発です。ええ、鬼平のエンディングです(笑)
うん、イメージに合うかどうかは聞いた人にお任せしますが。でもなぜか、私的にはやたらとしっくりきまして(笑)
ジュディックさんというよりは、あの軍のイメージか、はたまた少将サマか(笑)
……しかし、これで時代劇の曲なんだから、凄い曲だよな、なんて思いつつ。
・宙船(中島みゆき版)
選曲の理由としては、「壮絶な自由」あたりでしょうか。自由を歌い上げた歌だと思うんですけどね。ちょっと壮絶な歌だよねと
自らの手で船を漕げと言いながら、それが結果に結びつくなんて言わない。ただ、「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな」そんなことは間違っているとしか言わない訳です。
――だから、どれだけ過酷でも、自分の手で漕ぎ進め、と。
それが正しいと思わせるだけの力がある、これはそんな歌だと思います。
アスト・イストレという人が最期まで貫いたのはきっとこれかなと。
物語上では悪役でしたが、最後の最後、自らの死を迎えるまで自分のオールを握り続けた、彼はそんな人だったと思います。
――しかし、うん、この歌が似合うあたり、完全に主人公属性ですね(笑)
……主人公側よりも悪役、脇役側の人の方を先に取り上げている気もしますが。うん、こういったのは強烈なイメージのある人の方が思い浮かべやすいということで(笑)
・スカーレット(岩男潤子)
「妖しのセレス」というアニメの主題歌だそうですが、私はこのアニメは全く知りません(笑)
そして、恋愛色に関しては忘れてください(笑)
なんだろう、歌から感じる「一途さ」と「儚さ」が、オルシーというキャラにしっくりくるのかなぁと。
ちょっと理屈よりも好みで選んでいるところはあります(笑)
・那由多の夢(岩男潤子)
そうですね、こっちはあれです。正直に言います。
こんな歌が似合う人にしたかったのです(爆)
……この歌にもうちょっと危うさみたいなのがあると、ホントにぴったりな気もしますが。
その辺りはちょうどいい曲が思いつかなかったということで。
いやね、今作は本格的に恋愛書けない病が発症していますので(笑)
この選曲はどうやっても微妙な気もしますが。
何ていうのかな、シェンツィの持っている「情熱の色」みたいなものが、この歌にしっくりくるというか、そんな感じがしています。
オルシーもシェンツィも、どちらも「夜」のイメージがある人かなぁと。
ただ、闇とか暗いとか、そういった感じの夜では無くて、こう、「澄んだ夜」というか、そんな感じかなと。
そして、似た曲調の歌ですが違いもあって、その辺りが毛色の違う二人のキャラに割り振られることになったのかなと。
……個人的には、ちょっと逆にはできないかなと、そんなことを思ってたり。
うん、まあ、今回の選曲に関しては、かなり押し付けが激しい割り当て方の気もします(笑)
でも、この二つの歌、好きなのです。なので、強引に割り当ててしまいました(笑)