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との関係−  
 
  60年代のロンドンでの話。ジョン・ボールドリー(ロッドが在籍したスティーム・パケットのリーダー)が持っていたマディのライヴアルバム「アット・ニューポート」をロッドは借りたいのですが、それはちょうどミック・ジャガーが借りていました。しかもロッドの後にはエリック(クラプトン)に貸す予定にもなっていたから借りれてもすぐに返さないといけない。おまけにザ・ヤード・バーズのキース・レルフもよく借りてたひとりとか・・・・。
 黒人音楽をしゃにむに吸収しようとしていた60年代の英国のアーティストら、しかもミック、ロッド、レルフ、エリックら20世紀ロックの礎を創ったビッグ・ネームが1枚のレコードで結びつくエピソードは当時のロンドンのコネクションが垣間見えるようで愉快なものですね。 このアルバムが切っ掛けでロッドはブルースを聴くようになったということです。1996年のスパニア・イン・ザ・ワークス(邦題:ユア・ザ・スター)では「マディ・サム&オーティス」と題したオリジナルソングを作り彼らに敬意を捧げています。ロッドは歌詞中で“会場は弓矢を持った天使と一緒にロックし始めた。フーチークーチーマンの寂しげなハーモニカが鳴り始める。 俺はほとんど何も知らなかったけれど、人生の全てがあれで変わっちまったんだ!”。この曲は個人的には傑作だと思いますよ。
 さてロッドがカバーしたマディのナンバーと言えば大きな敬意を払う割には少なくて、レコード化されたものとしてはフェイセズ時代のロング・プレイヤー収録「アイ・フィール・ソー・グッド」、パンドラのハコ(Foolish Behaviour)のカセットのみに収録された「アイ・ジャスト・ワナ・メイク・ラヴ・トゥー・ユー」など(オフィシャルビデオやブートレグで聴けます)。 

との関係  
 
 マディがなくなる数年前にストーンズとのセッションが実現しています。映像はストーンズのビデオ「25×5」内で少し見ることができます。ロンはバックで弾いてはいますがあまり目立ちません。代わりにミック・ジャガーがやたらはりきってはしゃいでいるのがよくわかります。



との関係
 マクレガンもマディにノックアウトされたロンドンボーイズのひとりでした。彼の自著「ALL THE RAGE」によると、“ある晩、ラジオから「ニューポートのマディーウォーターズ」からの「フーチークチーマン」がきこえたんだ。僕は耳が信じられなかったよ!マディの声が僕をノックアはウトしたんだ、その温かで甘くて・・・でも僕にはそれがジャズなのか、ビーバップなのか、それとも何かなのか分からなかった”。

 

At newport 1960
 「マディ・ウォーターズ・アット・ニューポート+4」

 これがロッドやミックらが聴き合ったアルバム。1960年7月3日のニュー・ポート・ジャズ祭でのライブ演奏を収めたマディ・ウォーターズの名作ライヴ盤と言われています(本番はスタジオ録音4曲を追加収録)。6曲目の「アイ・フィール・ソー・グッド」はフェイセズバージョンと似ています。