Rod Stewart  ( 1985-1997 )



1986

ロッド・スチュワート

EVERY BEAT OF MY HEART
Here To Eternity /Another Heartache /A Night Like This /Who's Gonna Take Me Home /Red Hot In Black Love /Touch In My Own Crasy /Every Beat Of My Heart /Ten Days Of Rain /In My Life

  書き直し中。

1988

アウト・オブ・オーダー

OUT OF ORDER
01. Lost In You / The Wild Horse / Lethal Dose Of Love / Forever Young /My Heart Can't Tell You No / Dynamite
/Nobody Knows You When You're Down And Out /Crazy About Her /Try A Little Tenderness /When I Was Your Man /Almost Illegal

 書き直し中。


1991

ヴァガボンド・ハート

Vagabond Heart
1 Rhythm Of My Heart ,2 Rebel Heart ,3 Broken Arrow ,4 It Takes Two (with Tina Turner) ,5 When A Man's In Love ,6 You Are Everything ,7 Motown Song, The (with The Temptations) ,8 Go Out Dancing ,9 No Holding Back ,10 Have I Told You Lately ,11 Moment Of Glory, 12 If Only
 
 もっと聴いてから書きます。


1993

リード・ボーカリスト

READ VOCALIST
Stand Back / Ruby Tuesday / Shotgun wedding / First I Look At The Purse / Tom Traubert's Blues / ・・・他

 1992年、ロッドは前年に発表した「バガボンドハート」に続く新作には、カバー曲を集めたアルバム「ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン」を発表すべくレコーディングを重ねていました。しかしこの頃、アメリカの音楽専門チャンネルMTVでの「アンプラグドライブ」に出演したエリッククラプトンなどが発表した「アンプラグド」なアルバムが世界的大流行の兆しをみせていたため、ロッドも同ライヴに出演、後にライヴアルバムとして発表されることになり、もともと進められていたカバーアルバムはボツとなってしまいます。しかし、せっかくレコーディングした曲をそのまま眠らしておくのももったいないと考えたのでしょう、録音された12曲のうち5曲が既存の曲との組み合わせで発表されることになりました。ただし、アメリカではチャート上で「アンプラグド」と競わせるのは得策ではないと判断、リリースはアメリカを除く国々となります。
 今作に収録されたのはストーンズ「ルビー・チューズデイ」、スティーヴィー・ニックス「スタンバック」、トム・ウェイツ「トム・トラバーツ・ブルース」などで、選にもれた残り7曲にはボブ・ディラン「グルーム・スティル・ウェイティング・アット・ジ・アルター」はレディ・ラックのシングルおまけに、クリス・レア「ウィンディ・タウン」は次作アルバム「ユア・ザ・スター」など収録されていきます。結局全てが聞くことができ・・・・・・たのかな?。
 アルバムの前半(1−6)には既存の「ステイ・ウィズ・ミー」や「トゥルー・ブルー」「ホット・レッグス」などが収録されました。前半と後半ではまったく曲の嗜好性が全く異なるおかしな組み合わせのアルバムです。ベテランファンさんには前半はまったく不要でしょう(笑)。ただ、個人的には、実はこれが初めて発表と同時に買ったロッドのアルバムで、遅れてきたファンには1枚でベスト&新作が聞ける便利盤でした。とは言っても魅力的に感じたのはカバーの方ではなく、やっぱり前半に収められたロックナンバーでしたけど(笑)。


アンプラグド

UNPLUGGED ・・・AND SEATED
Hot Legs / Tonight's The Night / Handbags And Gladrags / Cut Across Shorty / Every Picture Tells A Story / Maggie May / Reason To Believe / People Get Ready / Have I Told You Lately / Tom Traubert's Blues (Waltzing Matilda) / The First Cut Is The Deepest / Mandolin Wind / Highgate Shuffle / Stay With Me / Having A Party

 「あの頃」が2人の周りに戻って来た!?

「プラグにつながず、、、、それも座って」。洒落の効いたタイトルだ。あのロッドが座ったままでロックする!?と思わせるのが狙いだね。

 それが効いたかロッドの実況録音盤としては恐らく最高の売り上げを記録した作品で、90年代のロッドを代表するものとなることは間違いない。

 で、中身はアンプラグドといえども結構豪華。クラプトンみたいにバンドメンバーだけってわけでなくロッドの場合はバンドメンバーにオーケストラが付属しているのがスゴイ。その威力を発揮しているひとつが「PEOPLE GET READY」から「TOM TRAUBERT'S BLUS」までの3曲。それに煽られたロッドのロック、ブルース等に止まらないボーカル力は全てを包み込んでしまうかのように、大きくゆったりとそして深い。

 で、何と言っても注目はジャケットからもわかるようにロン・ウッドとの共演。レコーディング作品としてはフェイセズ以来となるこのふたり。そんなに長いこと共演してなかったのも不思議なくらいライブではいい雰囲気だ。せっかくの共演なのにアコースティックだけなのももったいないが「あの頃」が2人の周りに戻って来たかのように歌い、そして弾きこなしている。ロン・ウッドはこの直前までソロツアーをやっており(日本公演はほんとに良かった!!)フェイセズナンバーもレパートリーにしていたからまさにふたりの共演はタイミングバッチリ。さらにこの後のブリット・アワードではベースにビル・ワイマンを加えてフェイセズ再結成までやっちゃってる。そのまま過去を引き摺って活動しないのが2人の現役バリバリな証拠か。       (1997年07月13日)


1996

ユア・ザ・スター

A Spanner in the Works

Windy Town / The Downtown Lights / Leave Virginia Alone / Sweetheart Like You / This / Lady Luck / You're The Star / Muddy Sam And Otis / Hang On St. Christopher / Delicious / Soothe Me / Purple Heather
イカシタ趣味と魅力的なスピリット

 1995年6月に発表された今のところのロッド最新オリジナルアルバムです。初めてこのアルバムのジャケットを見た時はキンキラキンのスタイルに半場呆れもしましたが、よく見ると両足とも靴を履いておらず、裸足であった。これを独断で解釈すると、“富も名声も見ての通り有り余ってるし少しばかり歳もとったけど、裸足で世界中を歩きまわれるほど元気なんで、地に足をつけた活動をこれからも続けていくつもりさ。まだまだ地味に老け込んだりしないよ。”と言っているように感じる。

 1945年生まれのロッドも今年で52才。四半世紀ものキャリアを積み重ねてきた。このアルバムはその彼のアーティストとしてキャリアとルーツがくっきりと表現されている好アルバムだと思う。

 スコットランドを心の故郷とするロッドの想いは「パープル・ヘザー」から伝わってくるし(シングル盤ではスコットランドのサッカーチームがバックコーラスに参加してアレンジもよりスコティッシュ)、「スウィートハート・ライク・ユー」はロッドがこれまでファーストアルバムから何度もカバーしてきているボブ・ディランの曲だ。「レディ・ラック」は名曲「マギー・メイ」を彷彿させる。「スーズ・ミー」はまたしてもサム・クックの曲で、曲の途中でホット・レッグスのギターリフが出てきたりしてロッドのアップテンポナンバーのルーツはサム・クックであることが証明しているようなもんだ。そして極めつけは何と言っても「マディ、サム&オーティス」。彼の敬愛して止まないビッグな3人の名前を冠するにふさわしい入魂の1曲であると思う。メジャーなロックアーティストが自らのヒーローへの想いをまんま曲にしたのはこれが初めてじゃないだろうか?しかも名曲である。

 ロッド本人曰く、“このアルバムには何のコンセプトも無くて、ただ好きな曲を歌って並べただけ。”なのらしいが、なかなかどうして立派にロッド・スチュワートのイカシタ趣味と魅力的なスピリットが詰め込まれたアルバムになっている。決してただの“1995年のロッド・スチュワート”という一瞬を切り取ったアルバムなのでなく、“1945年から1995年、そしてこれから”が見えてくる、彼のバイオグラフィーアルバムといってもいいと思う。
(19970529)





1997

If We Fall In Love tonight

If We Fall In Love tonight

1. If We Fall In Love Tonight   2. For The First Time   3. When I Need You   4. Sometimes When We Was touch   5. Tonight's The Night (Gonna Be Alright)   6. I Don't Want To Talk About It   7. Have I Told You Lately (Studio Version Remix)   8. Broken Arrow  9. Forever Young (1996)  10. You're In My Heart  11. My Heart Can't Tell You No  12. First Cut Is The Deepest  13.Sailing  14. Downtown Train  15.Tom Traubert's Blues  16. All For Love 4:44   (米盤)
あなたのバラード
 
 「セイリング」以来、数多くのバラードを歌ってきたロッドが新録・再録・既発などをとり混ぜて1996年にリリースしたバラードオンリーの企画編集盤。新録音としては、このアルバムのために「イフ・ウィー・フォーリン・ラブ・トゥナイト」「フォア・ザ・ファーストタイム」など最初の4曲があらたにレコーディングされて収録されています。また、既発の旧譜でも「フォーエヴァー・ヤング」はアンプラグド調に再録音され、「もう話したくない」も75年のオリジナルではなく91年に再録音されたものが収録されているなど目新しい趣向にも興味がそそられます。さらにアルバム初収録としては映画「三銃士」のテーマソングでスティング、ブライアン・アダムスらと共演した全米1位曲「オール・フォー・ラブ」や、アメリカ発売アルバムでは初収録の「ワルチング・マチルダ」(日本盤では「リード・ヴォーカリスト」に収録)なども入っています。
 全体的に90年代のロッドのバラードに限ったベスト盤風ではありますが、「ユー・アー・イン・マイ・ハート」「ファースト・カット・イズ・ディーペスト」などはずせない名曲もしっかりと押さえられているので、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、“持っていても損はない”でしょう。ベテランロッドファンなら“あれもこれもあの曲がない。”とヒットシングルよりもアルバム収録のみのバラード曲の欠落を気にする向きもあるかもしれませんからね。本作をもとにあなたのバラード・コレクション集を作ってみましょう。

PS:発売されてから5年たってようやく(それも輸入盤500円バーゲンセール)で買った僕が薦めるのも変ですが(笑)。
(20010601)



WHEN WE WERE THE NEW BOYS(1998)



HUMAN(2001)
COMPILATION  ALBUM

1970-1975
1976-1984