本文へスキップ

有限会社ベルアソシエィツは完全中立の立場で火災現場の現象を科学的に解明する会社です。

TEL. 090-4747-0078

〒301-0836 茨城県龍ヶ崎市寺後3610-3

火事、火災、火災保険金請求で使われる用語

1.用語 

重過失
注意を払えば回避できた事故や損害を、ほとんど故意に近い注意不足で引き起こした状態
失火
不注意によって起こした火災のこと
GC/MS
ガスクロマトグラフ質量分析でガスクロマトグラフと質量分析計からなる装置を用いる分析手法のこと
クロマトグラフ
分析装置のこと
クロマトグラフィー
気体、液体、超臨界流体を移動相とし、カラムと呼ばれる管の中に保持された固定相と物質の相互作用によって混合物を分離、検出する分析法のこと
クロマトグラム
クロマトグラフを用いてクロマトグラフィーの結果を棒グラフ状に表わしたもの
揮発
液体が沸点以下の温度で液体の表面から気体になること。蒸発の一種。常温で起こる蒸発のこと。
蒸発
液体が気体になる現象。温度が液体の沸点以下であれば、液体の表面から気化が起こる。
気化
液体が気体になる現象。液体を熱すれば沸騰し気化する。

2.火災保険会社が使うGC/MS分析とは?
  •  火災保険会社が火災保険金の支払いを拒否する理由の一つに、   「GC/MS測定を行なった結果、灯油等の油性成分が検出された」とすることが、多々あります。しかも、仮に、保険会社側が捏造したデータを作成しても、裁判官さえ「捏造であることを判断できる証拠がない」ことから、被保険者は“泣き寝入り”させられてしまうことが、多々あります。
  • しかし、弊社では灯油に関して“捏造である蓋然性”を検証する方法を確立しており、火災関係の国際会議(IAFSS:国際火災安全科学学会シンポジウム)や日本火災学会研究概要発表会等でも発表しています
  •  GC/MSとは、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を用いて油性成分等を特定する方法で、ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析計(MS)を連結した複合分析装置です。GCでは気化した混合成分を分離し、MSではGCで溶出し、分離した成分をイオン化して、イオンの質量(m/z)に応じて有機化合物の「定性分析」や「定量分析」などを行ないます。
  •  ガソリンは揮発性が高く物質の混合物で、小火(ボヤ)で消火された焼残物中には残留する可能性があります。
  •  灯油は化学的分子構造が連続した類似成分(物質)の混合物(炭素数が8~18。C8~C18)で、その内最も沸点の低い成分はC8(オクタン:沸点125~126℃)です。最も沸点の高い成分はC18(オクタデカン:317℃)です。灯油は317℃以上になれば全て気化します。木材やプラスチックに掛かった灯油は火災熱がかかれば、蒸発しやすい成分の順に容易に揮発・蒸発・気化します。焼残物中に残留した灯油中の成分構成は受けた熱量によって逐次変化します。この現象は、クロマトグラムの経時変化で明瞭に判明します。

3.火事と火災の意味

 「火事」は一般的に、家や建物が燃えている状況を指す日常的な言葉です。
 「火災」は、火による損害や災害全体を指すことが多いです。法律や保険の文脈でよく使われ、火事による損害やその防止、対策を表す時に用いられます。火災は一般的に、広範囲での火災や災害レベルの火事を指します。

4.火災原因調査とは

 火災原因調査とは、発生した火災の原因と損害を調査することです。
 出火した原因だけでなく、建物の延焼拡大の原因、避難上支障となった原因、初期消火などが不奏功であった時の原因などがあります。火災として起こった事象をどの様な角度から調べるかによって、原因が複数存在することがあります。


5.その他

 火災現場は焼けた物の倒壊や落下、更に消火作業なども含めて、出火時の原形を留めていないことが多く、作業手順を間違えると正確な原因にたどり着けなくなります。
 火災現場では、消防や警察などの調査担当者は、現場の保全や発掘等の作業手順を共有した調査手順により火災調査活動をします。
    • 出火原因:火災の発生過程及び出火箇所を特定する
    • 延焼状況:建物火災の延焼経路、延焼拡大要因等
    • 焼  損:建物火災の場合、どの程度の損害規模かを判りやすくする
           ため、建物の棟ごとに、全焼、半焼、部分焼、小火(ボヤ)
           の4つの焼損区分に分けている。

ナビゲーション

バナースペース