参考文献と私の蔵書:現在は書店で見られない本も多いですが、公共図書館などで探してみてください。

赤文字の書は借用したもの)

日本航空機総集(中島篇)

野沢 正
出版共同社 三菱や川崎、川西、愛知、九州など全9篇のなかの一冊、写真やデータが豊富にある。    (1963年初版)
日本航空機辞典(1910〜1945)

野沢 正
モデルアート社 上記と類似内容だが全航空機メーカーを掲載している。(1989年版)
日本昭和航空史(特集)

臨時増刊
モデルアート社 昭和43年増刊版で「新聞報道通信機」特集。 初風・東風の飛行や神風の訪欧飛行の記事が興味深い。
富士重工業30年史   富士重工業(株) 記念出版(群馬県の図書館所蔵 非売品)データ的に優れている。       1984年刊
富士重工業50年史   富士重工業(株)  2004年刊
飛翔の詩   宇都宮中島会 記念出版(栃木県の図書館所蔵 非売品)中島飛行機宇都宮製作所に関わった方々の生の声集 1988年刊
銀翼遥かに   太田市 記念出版(太田市図書館所蔵 非売品)中島に勤めた方々の生の声集   1994年刊
日本の航空史(上)   朝日新聞社 朝日グラフ航空の特集
日本傑作機物語
監修木村秀正
  郡 竜彦
酣燈社 航空情報別冊(1959年刊) 各社の設計者の開発回想記録
世界航空機年鑑   酣燈社 (1973年版)
中島飛行機物語

前川 正男
光人社 荻窪から武蔵製作所に勤めた技師の記録
飛行機王 中島知久平

豊田 穣
講談社 1989年版 人物史 知久平生誕から没まで伝記風読み物
中島飛行機の想い出

斉藤 昇
輸送機工業社内報 1956年〜63年筆、本HPにて前編を紹介している。後編は戦後まで続く。
世界の航空機エンジン

Bill Gunston
グランプリ出版 「レシプロ編」 よく網羅されている、写真も多くモノクロームだが綺麗。
パイオニア飛行機物語

根本 智
オーム社出版局 飛ばない時代の歴史が面白い
日本軍兵器の比較研究

三野 正洋
光人社 飛行機だけでなく色々比較
偉人 中島知久平 秘録

毛呂 正憲
上毛偉人伝刊行会 1960年刊
巨人 中島知久平

渡辺 一英
鳳文書林 中島知久平の側近が書いた準伝記  
日本の飛行機王          中島 知久平

渡辺一英
光人社 NF文庫 内容は上記と同じ
佐久間一郎 伝

加藤 勇
  佐久間一郎伝刊行会(非売品:図書館で探して)  1977年刊

戦闘機 入門           銀翼に刻まれた栄光

碇 義朗
光人社(文庫本) 戦前のレシプロから近代戦闘機まで巧妙に解説。
幻の戦闘機            零戦後の陸海軍機開発秘話

碇 義朗
光人社(文庫本) これは面白い。知らなかったユニークな技術パイオニアの世界。
戦闘機 「隼」            昭和の名機その栄光と悲劇

碇 義朗
光人社(文庫本) 小山 悌技師のインタビューを含め実際に活躍した方々の話をベースに詳細にまとめられている。
決戦機 「疾風」

碇 義朗
光人社(文庫本) サブタイトル:航空技術の戦い、疾風の緒戦の活躍と、その後の悲劇を記述
四式戦闘機「疾風」

鈴木 五郎
サンケイ出版 単に技術紹介だけでなく、実戦の活躍と悲劇をも記述。
中島戦闘機設計者の回想

青木 邦弘
光人社 隼から剣まで、構造設計の第一人者の技術考察と回想の記録。(本HPの中島飛行機のページを参照されたい)
富嶽 上・下

前間孝則
講談社文庫 富嶽の計画を中島の技術者への取材を元に、いろいろな時代背景を交えて紹介している。
中島飛行機の研究

高橋 康隆
日本経済論社 ユニークな経済面や工場管理の面から見た中島分析。
中島飛行機エンジン史

中川良一  水谷 総太郎
  「誉」誕生の発想エピソードなど人間味ある技術歴史書 
中島飛行機エンジンとともに 水谷 総太郎 酣燈社 中島東京製作所第二研究課にてエンジンの開発実験を担当した技師の思い出の手記。 1999年刊
栄21型 取扱説明書   中島飛行機(株) 富士重工 蔵
誉  型 取扱い説明書   中島飛行機(株) 富士重工 蔵
寿  型 取扱い説明書   中島飛行機(株) 富士重工 蔵
世界の航空エンジン(和訳) ビル・ガストン グランプリ出版 レシプロ編を所有していますが、あらゆる航空エンジンの系譜やエピソードが掲載されています。
必勝戦策

中島 知久平
(50部厳秘複写) 太田市 中島記念図書館 蔵    「富嶽」計画書
THE AIR
航空イラストレーション作品集
小池繁夫
(画集)
日興製版印刷

画:小池繁夫 解説:鳥養鶴雄     1993年発行

富士重工業カレンダーイラストの
集大成第一弾
FLYING COLORS
航空イラストレーション作品集
 
小池繁夫
(画集)
ソニーマガジンズ社 画:小池繁夫  文:徳永克彦       1997年発行
FLYING COLORS
航空イラストレーション作品集

小池繁夫

(画集)
椛蜩本絵画
 2005年発行
画:小池繁夫  文:藤田勝啓 
★小池さんの巻頭言
 ライト兄弟には造形的センスの持ち合わせががなかったようで、フライヤーはつまらない。 リリエンタールのグライダーの方が美しい。
 で、100年後のF177ステルスの場合、コンピュータにそれを期待するのは無理というもの、再び描きたいとは思わない。今まで描いたうち、一番造形的に優れた(僕にとっては美しい)飛行機はマッキM6.7シュナイダーレーサーで、マリオ・カストルディの恵まれたセンスは素晴らしい。
 フライヤーからステルスまでの100年話。僕の画集もなんだかんだと3集め、なんとか続けているのです。
AVIATION Peter Almond KONEMANN 飛行機の黎明機から大戦までの記録(英、独、仏語 併記)
RandMcNally Encyclopedia of MIlitary Aircraft Enzo Angelucci Crescent Books 全567頁、1000機収納、古典期の大辞典でイラストも多い(イタリアの出版)
CLASSICS M.Meyer J.B HOWELL PRESS とにかく写真が綺麗! 88年にスミソニアンにて購入
The Timechart of Aviation History   The time chart company 何処で買ったか忘れましたが、しっかりした年表が付属。400以上のカラーイラストで楽しめる。
航研機

富塚 清

三樹書房
脚冷却排気系を担当した技術者の記録(写真も豊富 98年発行)
PICTURE HISTORY OF EARLY AVIATION Joshua Stoff USA 1903年から1913年までの航空揺籃期の記録写真集。奇想天外な飛行機と生き生きとしたパイオニアたちの顔が実に印象的。
American Classics of the Air G.Jones & C.Stewert MBI Publishing 1920年から1960年代までの現有飛行可能なプライベート機のアルバム。実に綺麗な写真。憧れますね!
発想の航空史

佐貫 亦男

朝日文庫
 
日本航空史(全4巻)  

日本航空協会
明治・大正編、昭和編 1956年   昭和前期・後期編 1979年 克明なる記録の集大成 980頁
日本航空史話  

日本航空協会
明治の気球研究会からYS-11まで、国内の航空史に係る方々の貴重な経験談の集大成です。 1966年刊550頁
失敗の本質

戸部 良一 他

ダイヤモンド社
日本軍の組織論的研究
天山航空隊かく戦えリ

 肥田 真幸
 光人社NF文庫  若き雷撃隊隊長の戦記
黎明期のイカロス群像

平木國夫
グリーンアロー出版 明治末期の森田式、奈良原式の話、中島飛行機の内紛の裏話など面白い。
日本陸海軍 試作/計画機

野原 茂
グリーンアロー出版 日本海軍軍用機集、同陸軍軍用機集に続く第3集、私も未見の写真や図面が楽しいないようです。99年発行
図解 軍用機シリーズ       「彩雲/零水偵」 「丸」編集部 光人社 既に 紫電・紫電改/94水偵察、飛燕・5式戦/99双軽が発行済み      99年発刊
ノモハンの夏

半藤 一利
文芸春秋 ノモハン事件を扱った本は多くあるが、これは山本七平賞受賞作品
知られざる軍用機開発(上巻) 監修 鳥養鶴雄 酣燈社(1999年) 別冊航空情報昭和30年代の掲載記事の集積。飛龍 彗星 震電 連山など直接開発した技師達の執筆集。
     同       (下巻) 監修 鳥養鶴雄 酣燈社(1999年) 銀河 研三 雷電 蒼空 キ87 橘花など、橘花のパイロット高岡氏の手記も

大空への挑戦(プロペラ機編)

   

鳥養 鶴雄

グランプリ出版

 2002年発行

実に内容の濃い、素晴らしい本です。航空ファンは是非読んでください。(定価1600円で、安いです)

著者の鳥養鶴雄氏は1931年生まれ、横浜国大卒業後 富士重工業宇都宮航空機事業部の設計部に入社。
T-1設計からYS-11旅客機、C-1輸送機の開発に富士重工業の枠を超えて関わる国内一級の航空エンジニアです。
富士重工業退社後も航空関係機関の要職につき、また大学での教鞭をとられ、航空技術発展の歴史も造詣が深く、本サイトのイラストの解説は鳥養氏の文筆を、富士重工業を通じて了解を頂き、紹介させて頂いている。
今も飛びつづける!       第二次大戦機            Flying Warbirds 雑誌コード    63878-54 酣燈社(1999年) 当該機の素晴らしい写真集。米国各地の大戦機のある航空博物館を案内。
日本最初の後退翼ジェット機
   T-1
富士重工業   (株)
酣燈社(2005年)
2005年自衛隊での運用終了に合わせ開発製造した富士重工業の有志がまとめた貴重な資料本(非売品 公共図書館にあり)
万有ガイドシリーズ
  航空機  両大戦の間
 監修
木村秀政
小学館(1981年) 民間輸送機や飛行船の発達と競争機の活躍を数多く記載されています。
World Encyclopaedia of
AIRCRAFT
Manufacturers

Bill Gunston

Naval Institute Press
メーカー毎にまとめた航空機辞典の類だが、巨大企業に偏らず網羅している。またモノクロ写真だけだが初めてみる物が多い。
 WIND IN THE WIRES

Mike Vines
MBI Publishing Co. 1914年から30年代までの現存する飛行可能な機体の写真集。シャトルワースのコレクションが多く、とても良い雰囲気で撮影されており、時代をワープさせてくれる。(何処で買ったか?)

FLYING LEGEND
John M. Dibbs
MBI Publishing Co.
    1997
上のアメリカ版のような写真集です。
日本機では例に漏れずチノの零戦とヘルキャットの迫力の空戦写真が1枚!勿論?零戦が追われている。
海軍特殊攻撃機 橘花

石澤和彦 著
 三樹書房 
   2006
石川島播磨重工に勤務されていた著者の貴重な写真を含め精緻な資料に基づく、ネ20ジェットエンジン開発にまつわる力作。
 富国強兵の遺産 Richard J. Samuels 著
三田出版会
   1997
技術戦略に見る日本の総合安全保障と題して、明治から昭和にかけて、日本の戦略家たちは、技術を国産化し、その技術を経済全体に普及させ、企業を育成することが国益と信じてきた・・・
 旅客機発達物語 石川潤一 著
グリーンアロー出版
   1995
世界のエアラインの創設期から現代に至るまで、その歴史的背景を興味深く解説している。
 世界航空機文化図鑑 R.G.グラント著
 東洋書林
  高価¥25000
スミソニアンダクスフォードの両博物館の共同制作による大図鑑。多くの歴史的な写真と、今に残る機体写真などを含め、航空機の黎明期から現代まで、的確な航空文化の変遷を伝えている。
 空気の階段を登れ  平木國男
 三樹書房 2006
(復刊¥8000!)
日本の航空界の黎明期にはばいた民間飛行家達のロマンと苦闘ソシテ挫折を、その記録を実証をも含めた航空歴史小説とも言えるスゴイ本。
 男爵の愛した翼たち(上)
東京文化財
 研究所監修
 日本航空協会
    2006
1920〜1945までの飛行機・グライダーなどを貴重で豊富な写真で紹介。タイトルだけは、やや流行のマスコミ受けである。
 飛行艇の時代  帆足孝治
 イカロス出版
    2005
「あったらいいな」と思っていた本が出ていました。世界の海を渡った豪華絢爛の翼の特集です。


HOME/WhatsNew/ClassicPlane/NAKAJIMA/KOUKEN/MUSEUM//QESTIONNAIRE