.psd読込できるPhotoshop代替ソフトの特徴と評価
実際に購入&インストールして試してみたレビューです。オンライン限定版やブラウザアプリ、スマホアプリは対象外。
テスト用.psdをadobe Photoshop CS6で作成
- .psdが読込できるか
- フォルダー構造を再現できるか
- 文字レイヤーを再編集できるか
- 文字の立体効果が残っているか
- 虹色レイヤーの下にある写真の色合い
検証ポイント
adobe Photoshop Elements
★★★★☆
- CMYK非対応
- トーンカーブなど機能省略
- インターフェイクが特殊
- バッチ処理は特定内容のみ
- 操作ナビで初心者も即日プロ級
- 「Photoshop Elements2025」は3年後には使えなくなる期間限定版。2024年版は無期限で使える。
- AI生成機能は、背景延長・部分消去・背景消去など限定的で自由には生成できない
通常版photoshopとの違い
adobe Photoshop Express
★★☆☆☆
- CMYK非対応
- 主要な機能はない
- アップロードして編集するため、開くまでに時間がかかる
- 背景消去などのAI機能もあるが限定的で、完全版は課金制
- おすすめ機能をいくつか触ると、課金を促される
通常版photoshopとの違い
Affinity Publisher
★★★★★

Photoshop、Illustrator、InDesign、Acrobatの主要な機能を搭載。 姉妹製品(Affinity Photo、Affinity Designer)やブラシも同梱され、動作は軽快。 .psdや.epsに対応し再現性が高い。Excel表の読み込みや同人誌製作も可能。リンク機能を使えば、PDF形式のゲームブックみたいなアドベンチャーゲームも作れる。
- AI生成できない
- 縦書き機能は無い
- 全シリーズ同じメーカーが開発しているため、動作が安定していて軽い
- ずっと使えて15,800円
adobe系との違い
Affinity Photo
★★★★★
AI生成機能はないけれど、ベクトルデータも編集できるし、メッシュワープで自由な変形もできる。 フォトショップのブラジを読み込んで使用できる。しかも、動作スピードが超絶軽い。 CMYKや32bit画像も使えるし、トーンカーブも使える。AI機能として背景や部分消去も超便利。生成はできないけれど、補正や修正はadobeと同格。
Affinity Designer
★★★★★
ほぼイラストレーターと言って過言ではない機能と性能。CMYK、ベクトルデータの作成編集、 .epsにも対応し、読み書きできる。 画像トレース機能やAI生成がないだけで、サクサク動くイラストレーターみたいなソフトが欲しい人には超絶オススメ。
Illustratorに近い使い心地。軽快な動作でWindows、Mac、iPadに対応。AI機能やトレース機能は非搭載。
FireAlpaca
★★★☆☆
無料で使えるフォトショップ+イラストレーター+クリスタみたいなソフト。 なるべく経費をかけずに、同人誌のようなイラストを中心とした電子書籍を作るなら、このソフトがオススメ★ フォトショップブラシなども読み込めて、コミック制作に嬉しい機能も盛り沢山。 広告を無くしたバージョンも格安でSteamから購入できる。
CLIP STUDIO
★★★☆☆
.psd互換性はほぼ皆無。フォトショはフォトショ、クリスタはクリスタという感じで別次元と思っておこう。
マンガ・コミックを作るための環境といえば、クリスタ。パラパラアニメを作成する機能もある。公式で購入するより、割引やポイント還元を計算して楽天で買った方が安い。
写真をイラスト変換
線の太さや濃度、トーンの種類など、細かく選べて、劇画タッチなものから柔らかい雰囲気のものまで、いろいろ作れる。
3DCGデータを読み込んで、アニメ調に変換する機能もあり、イラストを描けない人でもイラストを扱えるようになる。AI機能は搭載されていないが、複雑なスクリプトでAIっぽい処理ができているから、ほぼAI搭載と言って過言ではないと思う。
Corel Paintshop
★★★☆☆
写真をイラスト変換したり、ポップアートに変換したたり、絵画調にしたり。 とにかくボタン一発でプロ級の小技を炸裂させることができる製品。 Painterのブラシやフィルターが統合され、減色機能も豊富。CMYKやトーンカーブも使い放題でフォトショップブラシも読み込める。
全ての利点を破壊する広告
windows3.1や95時代にMet'sという会社が販売していた頃は、「フォトショップを意識しまくった製品」「ひと世代前のフォトショップの機能を丸ごとパクっただけの製品」という印象だったが、 Corel直下で販売するようになってから、広告が激増。起動時にも終了時にも広告が表示され、起動していなくても広告が出るパソコンにされてしまう。 広告の内容は自社製品のPRだけなのでアダルト広告や詐欺広告は一切ないのだが、有料ソフトを買って広告を出されるのは気分が悪い。 ファイルを読み込んでいる間に席を外して・・・と思っても、広告が表示され処理が止まり、作業が進まなくなることもある。

初心者に優しいインターフェースとエフェクトが魅力。AI生成機能はプラグイン形式で別途購入。
Inkscape
★★☆☆☆
写真をイラスト変換できるソフトでありながら、無料★ 何回イラストを生成しても無料。 ベクトル画像として保存して、affinity製品やadobe製品など他のソフトで利用できる。
インターフェイスがかなり独特で、どの画像ソフトとも類似点が少なく、解説サイトや動画も少なく、自力で頑張れる人向け。
画像トレース機能はオプションが豊富で、いろいろイジれるが、 動作がめちゃくちゃ重くなることがあり、かなりのCPUパワーが必要。 CeleronやCore i3未満の人は諦めよう。
CyberLink PhotoDirector
☆☆☆☆☆
編集機能がとても低い。AI編集が中心なので実質的にはAI専用ソフト。バグや不具合が多く、動作の重さがネック。
AI生成される画像の画質は悪く、サーバーに繋がらないこともが多い某隣国リスクあり。
なによりも・・・読み込みできるファイル形式が他のソフトに比べて圧倒的に少ない。
- サーバーに繋がないと利用できない機能なのに、サーバーエラーが頻発する
- 製品終了後にCPU占有率が100%になるバグがたまに出る。タクスマネージャーで強制終了させるしかないが、間に合わなかったら、PCは暴走するので、物理的に電源を切断するしかないが、最悪windowsが壊れる。
- バージョンアップできなくなるバグがある。対処法は手動でフォルダ削除後に再インストール
不具合の多さが際立つ
GIMP
☆☆☆☆☆
無料の高機能オープンソースソフト。カスタマイズ性は高いが、インターフェースが独特で習得には時間がかかる。プラグインを探して入れて自力で何とかする人向け。 画像編集ソフトが少なかった時代ならコレでもよかったんだけれど、2025年の今になってコレにこだわる必要性を感じない。