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韓国ソウル訪問記 2007.8.26-28

No.4 2日目午前

街で朝食を食べる

朝8時頃目が醒める。

旅行中はだいたい朝が早くなるのが、今回の旅行では前の晩に眠れなかったためか疲れていたのか、珍しく朝寝坊した。部屋はごく普通のビジネスホテル並。、眠い目をこすりながらシャワーを浴びて、昨日の出来事をメモ帳に整理して、旅装を整える。

K氏を起こし、9時にホテルを出発。外はあいにくの雨であった。

地下鉄踏十里の駅近くにある店で朝食を頼む。メニューは日本語で書かれたものが用意されているが、最初それを見ずにハングルのメニューだけ見て適当に頼むと「ウドン」を頼んだつもりが「オデン」が出てくるところだった。慣れないことはするべきではない。

ここでは海苔巻き(キムパプ、1000ウォン=123円)、ウドン(2000ウォン=246円)、ラーメン(2000ウォン=246円)を頼んだ。サービスに味噌汁、カクテキ(大根キムチ)、タクアンが出てきてこの値段である。キムパプは酢飯でないご飯と具を韓国海苔で包んだもの(日、うどんは日本のうどんそのもの(だしが違うのか風味がわずかに違ったことくらい)、ラーメンはインスタントラーメンを茹でたものが出てきた。韓国で「ラーメン」を頼むとインスタントが出てくるという話を聞いたが、これのことかと思った(日本のような生麺を使ったラーメン屋は、あまり流行らないらしい)。いずれにしろ、暖かい朝食をしっかり食べて一人2500ウォン(=約300円)というのは安い。

 

漢江を渡る

今日の午前中は路線バスに乗りながらソウル市内をあちこち見て回る予定。市内を移動するだけだったら地下鉄の方が分かりやすいが、あいにく地下鉄は地下を走るため、外が全然見えない。

まず江南区庁舎前まで地下鉄で移動。地下鉄といっても漢江を渡るところでは地上に出る(トンネルではなくて橋で漢江を横断)。東京でいうと丸の内線の御茶ノ水に似ており、一瞬地上に出る瞬間が非常に眩しい。

漢江の南一帯は「江南(カンナム)」と呼ばれ、1988年のソウルオリンピックの頃から発展した新しい市街地である。とはいっても、観光で見るものもCOEX(国際展示場)と蚕室のロッテワールドぐらいしか思い当たらない。適当に江南区庁駅で下車し、地上に出る。

地上に出たらすぐに北方向に向かう路線バスのバス停を探し、来たバスに適当に見繕って乗る。バスは乗る時・降りる時に出入口にTマネーカード(日本でいうスイカ・パスモみたいな電子乗車券)をかざして乗る。

適当に北(旧市街)に向かう路線バスに乗ったのだが、このバスがなかなか運転が荒い。(停留所が広いため)ドアを開けながらの移動・急加速急減速は当たり前、車線右端のバス停留所から一気に車線左端まで移動したり、やりたい放題である。

車内の路線図を見て、乗ったバスは漢江を渡らないことが発覚。途中でバスを降りて、漢江を渡るバスに乗り換え。乗り換えたバス停は空港直行便も出る大きなバス停であった。日本に帰ってから気がついたが、ここはアプクジョンという高級住宅街である(ガイドブックにも書いてある)。

141番?のバスで聖水大橋を通って漢江を渡る。この橋は1992年に橋桁が川に落ちる大事故を起こしているが、15年経った今となっては当時の面影は全くない。

河川沿いの高速道路をまたぎ、にわか雨が降る中、15分ほど市内を走ると、チャンドン市場に着く。市場は歩道まで売り物が広げられ、大変賑わっていた。

清渓川を渡り、15分ほどバスを乗ってソウル市内を南北に横断した後、高麗大学駅で地下鉄6号線に乗り換える。

 

イテウォンの看板達

地下鉄6号線で日本人にも有名なソウル旧市街の南に位置するイテウォンに移動。10年前にソウルに来た時も、旅行最終日にここのイテウォンホテルに泊まった。曇った空、ガスに煙るソウルの街並み、まだ地下鉄の工事中だったイテウォン路の光景をよく覚えている。

イテウォンは外国の品物が安い値段で買えることから日本人にも有名である。もともとイテウォンは外国人が集まっていた街であり、かつての日本統治時代は軍の駐屯地があり、独立後は米軍基地に近接しており、なにかとソウルの中でも街の雰囲気が異なる繁華街である。

街の雰囲気が違うのは、外国人が多いことや外国の服などが多く販売されているため、他で見られる原色を多用したハングルの看板に代わって、もう少し上品な中間色を使って外国語(英語/日本語)で書かれた看板が多数あるためである。掛れている外国語も、例えば微妙にずれた日本語が氾濫する看板を冷やかしながら歩いた。ご丁寧に日本語でも案内が書いてある交番、韓国語→英語→日本語といった変換を経ておかしくなった日本語、「いざかや」「やたい」とか、日本語では一般的過ぎて名前には使わない日本語など、いろいろ氾濫している。

韓国の街を歩いていると、本当にハングルの原色の看板が町中に氾濫しており、それが街の美観を損ねているという批判がある。そういえば英語で書かれた看板も、イテウォン以外ではほとんど見なかった。

イテウォンとソウル旧市街は、旧市街の南にある南山で仕切られている。1時間ほどイテウォンを歩いているうちに昼が近い時間になったので、ソウル旧市街に抜ける下をくぐる南山第一トンネルをバスで通ってソウル市内に戻った。

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更新日 2007.12.16
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