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韓国ソウル訪問記 2007.8.26-28

No.2 1日目午後

空港に着いてから

飛行機は成田を出て2時間強でソウル仁川国際空港に到着する。前回(金浦空港)とは違う空港であるが、ここ10年で金浦空港の沖合にもっと大きな空港が出来て運用している。

飛行機を降り、入国手続きと荷物受け取りのついでにここで両替を済ませる。レートは手数料込みで100円=780ウォン、円安ウォン高が進んで日本人が韓国で金を使うのには都合が悪くなっている。ちなみに10年前は100円=約1000ウォンだった。ちなみに韓国でウォンを円に換えるときには100円=840ウォンだったので、この旅行記では、間をとって100円=810ウォン(1000ウォン=123円)で統一する。

入国手続きを済ませ荷物を受け取ると旅行会社の現地スタッフが待っていて、空港内の待合スペースで待っているように伝えられる。自分はツアーで海外旅行をするのは初めてであり、これまでは公共の交通機関に乗って入国後すぐに市内に向かっていた。送迎があるのは便利だが、到着後すぐに街中に繰り出せないのがもどかしい。空港内のコンビニ(ファミリーマート)を冷やかしたりして時間を潰した。

飛行機が到着して1時間くらい経った後、ツアーのソウル市内送迎バスに案内される。

ツアーバスは4車線の高速道路を走り、1時間くらいでソウル市内に到着する。ツアーの場合はガイド氏があらかじめ現地での注意事項や簡単な韓国語の挨拶も教えてくれる。市場での値切り方などガイドブックに書いていないことを教えてくれたり、当方の質問にも答えてくれるので、非常に有用である。

飛行機は到着後すぐにホテルまで案内される訳ではなく、免税店に案内される。もとから免税店で売っているような贅沢品には興味がない上、円安ウォン高で日本人が買い物をするにはうま味が少ないことから、免税店から脱走し、近くの地下鉄駅で「Tマネー」と呼ばれるカード式乗車券を購入する。これ1枚でソウル市内の電車・バスに乗れ、買い物も出来る便利なカード(日本でいうと「Suica,IKOKA,PASMO」にあたる)である。韓国語での会話は出来ないが、何とか仕組み(デポジット等が含まれている)を理解して購入。再びバスでソウル市内を廻る。

バスは旅行会社のツアーに組み込まれたホテルを、グレードが高い順に廻る。自分が予約したツアーは一番グレードの低いホテルであり、さながらソウル市内を引き廻される格好である。

ただそれが苦痛か否かは別問題であり、ガイドブック添付の地図と車窓のランドマーク(東大門)、目印が無い場合は地下鉄の駅案内(駅毎に番号が振られているのでハングルが読めなくても分かる)とを照らし合わせながらボンヤリ車窓の街並みを見ているのが、思いのほか楽しい。

飛行機が到着して1時間くらい経った後、ツアーのソウル市内送迎バスに案内される。

仁川空港を出てから3時間、ようやく止まる予定のシティパレスホテルに到着した。ここはソウルでも北東の方角にある下町の踏十里(タプシムニ)。川が近く、ここから遠くないところには清涼里と呼ばれる鉄道のターミナルになっている街がある。東京で例えればさしずめ「南千住」とか「板橋」といった場所のイメージになるだろうか。

とりあえずホテルにチェックインして、部屋に入って旅装を解く。窓の外には骨董屋があるが窓はわずかしか開かない。窓は留め金が引きちぎれ、冷蔵庫の中に入っていた水差しの水は完全に凍っていた。部屋自体は格安旅行には必要十分な部屋だったが、各部の整備が行き届いていないようである。

ホテル内に売店も自動販売機も無かったが、とりあえず近くにコンビニ(セブンイレブン)があったので、飲料等の入手には困らなかった。部屋に戻ってとりあえずポカリスエットでK氏と乾杯。その後、フロントでテレホンカードを購入し、S氏の携帯電話に電話を入れ、待ち合わせ場所の確認を行った。

ドキドキものの交渉

ホテルの部屋の装備も日本のそれと変わらないが、日本で慣れたものが装備されていない。寝る時に着るルームウェア(日本だと浴衣やガウン)がない。自分は下着で寝るつもり満々であり何とも思わなかったが、ちゃんとしているK氏は困っている様子だったので、S氏との待ち合わせの行きがけに簡単な部屋着を買う事にした。

S氏との待ち合わせはホテルから地下鉄5号線1本で行ける西大門(ソデムン)駅であるが、途中先ほど通った東大門(トンデムン)の市場に寄るため、地下鉄1号線の駅まで出ることにした。

内装が真っ白で明るい地下鉄電車に揺られて東大門駅に出る。階段を登ると道路上に商品だとか売り物にならないゴミの袋詰めだとかが並んでおり、足の踏み場にすら困る状況である。東大門市場での写真は撮り忘れたが、韓国の市場はどこもこんな感じである。

S氏にもう1回電話するために公衆電話を探しながら(韓国も携帯が普及しておりなかなか公衆電話が見つからない)、K氏に合う部屋着を探す。

30分くらいかけて市場を歩いた末、良さそうな男物のハーフパンツを見かけた。値段は10000ウォンだったが、バスの中でガイド氏は「市場では絶対値切って買え」と、値切るための韓国語を教えてくれた。自分はものを値切って買うことに慣れていないし、教わった単語も忘れてしまっていたが、恐る恐る「エイト サウザント ウォン?(8000ウォン:日本円で約980円)」と聞いてみるとあっさりOK。商談(?)成立の証に店のおばちゃんと握手してから支払い。もっと値切れば良かったかなと思いつつ商品を受け取る。

歩いていると野球場に行き当たり、そこから地下鉄5号線に乗って西大門に向かう。この路線は金浦空港に向かっているので、「金浦空港に向かう方向」と「金浦空港に離れる方向」で方向が分かることから外国人旅行者にも使いやすい(厳密な話をすると、金浦空港とは反対側の終点近くで2つの方向に分かれるが、そこを利用する旅行者は少ないので心配ない)。

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更新日 2007.10.24
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