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韓国ソウル訪問記 2007.8.26-28

No.1 1日目午前

5年ぶりの飛行機

出発の8月26日。前日はあまり眠れなかった。

眠れないまま悶々としているのも厭だったので、8時の集合時間に間に合うには早すぎるがし朝4時に自宅を出発。成田までは自動車で行くことにした。水戸-成田間は高速バスで往復6000円なのに対して、自動車+民営駐車場(3日で2200円)で行っても同じくらいの額で行けてしまう。

さすがに朝の6時半にはもう成田空港に到着。10年前に渡韓した時には第1ターミナル出発で、当時は第1ターミナルは改修中で閑散としていたが、今回は第2ターミナルから出発。この10年で第1ターミナルの改装が終わり、またグループ化が進んだ航空会社グループ毎にターミナルが分かれるよう変わった。

朝早い時間だと空港内で営業している店はあまり多くなく、マクドナルドでパンとコーヒーを買って、屋上デッキで飛行機を見ながら簡単な朝食を済ませた。見ると、乗る予定のジャンボジェットの近くに「鶴丸」と呼ばれて長い間親しまれてきた日本航空の古い塗装のジャンボ機も停泊していた。

ツアーの集合時間の8時が近づいてきた頃、K氏からメールが来る。「前の晩に仕事をしていた関係で寝過ごした。現在千葉」。

・・・一瞬自分の頭が真っ白になった。飛行機の離陸は10時、指定の飛行機に乗れないと旅行そのものが成り立たなくなってしまう。とりあえず空港内の旅行会社カウンターに向かい、事情と到着予定時刻を告げ、今後の対応を相談する。空港に到着した人々が出国カウンターに吸い込まれてゆくのを見送りつつ、気を揉みながら時間を過ごす。

幸い、午前9時前にK氏は無事空港に到着し、空港内を駆けずりまわってツアー出発手続き、搭乗手続き、荷物検査、出国手続きを慌ただしく済ませる。海外に行く時以外はなかなか見る事ができない免税店など見る余裕がない。乗る飛行機が停泊しているサテライトに着いたのが9時25分。ようやく落ち着くことができた。

程なく飛行機は搭乗が始まり、ジャンボジェットの機上の人となる。指定された椅子に落ち着き、ベルトを締めて離陸を待つ。多数の飛行機が離陸する時間となっている午前10時、日本航空951便はゲートを離れて離陸した。自分の機のちょうど後に何機か飛行機が続いているが、その中の1機に今朝見た「鶴丸ジャンボ」が混ざっていた。どこに行くのだろうか。

十数分でシートベルト着用のランブが消える。飛行機は中央アルプスを横断して日本海側に出ようとする頃、機内食が供される。

10年前に乗ったユナイテッドは萎びた寿司蕎麦セットであった。その時は当然キャビンアテンダント(当時はスチュワーデスと呼ばれていた?)も外国人が多く、言葉の疎通がうまく行かず難儀したが、今回載っているのは日本航空であり、少なくとも言葉の問題は全く無い。

今回乗った日本航空の機内食は冷やし中華、きんぴらゴボウであった。日韓線では機内食も簡素なものしか出ないようであるが、そこそこおいしかった。酒は無料で出てくるので、初めて機内でビールを呑んだ(この10年ですっかり呑ん兵衛になってしまいった)が、高度が高いところで呑んだのか、恐いくらいによく廻る。

機内は満席である。日本から韓国に渡る人の数は年間200万人(?要確認)にのぼるが、それを反映しているのだろう。その多くが飛行機機内に付いたテレビでゲームをやっている人が多いみたいであった。自分は飛行機現在位置と機外カメラとを交互に眺めながら過ごした。

機内では離陸時に希望者に新聞が供される。自分は韓国紙で余っているものを1部もらった。別にハングルが読める訳でも格好つける訳でもない。前回の旅行では持っていた日本語のガイドブックから「旅行者」であることがばれ、地元の人に道案内の謝礼として1000円をたかられた厭な記憶で残っていたので、日本語のガイドブックを偽装するのに使った。本屋でよく見るブックカバーのように新聞紙(日本のよりも良い紙を使っている)を折ってガイドブックの表にかぶせる。これで完璧だ(笑)。

飛行機は2時間強でソウル仁川国際空港に到着する。前回(金浦空港)とは違う空港であるが、ここ10年で金浦空港があったさらに沖合に、もっと大きな空港が出来た。ここで両替を済ませる。手数料込みで100円=780ウォンで、かなり円安ウォン高が進んで日本人が韓国で金を使うのには都合が悪くなっている。ちなみに10年前は1000ウォン=約100円だった。ちなみに韓国でウォンを円に換えるときには100円=840ウォンだったので、この旅行記では、間をとって100円=810ウォン(1000ウォン=123円)で統一する。

入国手続きを済ませ荷物を受け取ると旅行会社の現地スタッフが待っていて、空港内の待合スペースで待っているように伝えられる。ツアーで海外に出るのは初めてだったが、到着後すぐに街中に繰り出せないのが非常にもどかしい。

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更新日 2007.10.14
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