ブロモ山
6/1 ブロモ山へ
 
9:00AMチェックアウト。ツーリストバスで西へ向かう。途中いくつかの街を通り抜け、いくつかの火山を横目に眺めながら、ブロモ山の ふもとの街へ。バスを乗り換えることになるが、なかなかバスが来ない。待合所のようなところで2時間ほどサッカーなどテレビを見ながら過ごす。やっと山か らバスが下りてきたらしく。乗ることができる。地元の若者はここから歩いて登るのだそうだ。つづら折りの山道を登っていく。かなり急な坂道だ。どうにかこ うにかホテルに着いたのは、あたりも真っ暗の8:30PM。まずチェックインし、部屋に荷物を置き、近くの山小屋のようなレストランで夕食をとる。明日、 山を登ったらすぐバリ島へ発つつもりなのでホテルでバリ島行きのバスを予約した。部屋に戻り、シャワーを浴びようとするが、お湯が出ない・・・ホット シャ ワー付と言うことだったが、話が違うではないか・・・とにかく汗を流して、布団に潜り込んだ。とにかく寒い。この旅の中、今まで行ったところで一番寒い。 布団の中でぶるぶる震えていた。
6/2 
 
4:30AM起床。山から日の出を見る為に早起きした。ガイドが付かず、一人で登るのだと・・・仕方がないので一人で山に向かって歩く。 なかなか山道はきつい。眼下は霧の海だ。薄明かりの中、雲の上にいるような気分になる。上りの頂あたりで馬に乗らないかと誘われる。この濃い霧の中 を歩くのも不安なので雇うことにした。馬は霧の中をぐんぐん歩く。まわりは真っ白で乗っている馬の頭さえかすむほどだ・・・参道となる真っ直ぐな階段の下 まで行くと、馬やらジープがいっぱい停まっている。階段を見上げれば、上から下まで人の列が絶えず、なかなか前に進まない。ちょうど今日は日曜日で地元の 若者が日の出を見に集まるのだそうだ。
  階段を登るに連れて太陽が顔を出してくる。霧もだんだん晴れてきて階段下にヒンズー寺院がその姿を現した。
 頂上付近も御来光を仰ぐ若者でいっぱい。 わいわい歓声を上げている。ごちゃごちゃうるさいので、火口の峰を人気のないところまで歩いた。霧がどんどん晴れて行き、地面が顔を出す。火山灰が積もっ たのか真っ平らな砂漠である。「あの砂漠を馬で歩いてきたのか・・・・」
四方を山が囲んでいる。火口を覗き込むと中心部から煙がもうもうと上がっている。シバヤック山でも思ったが、こんな活動している山に登るのって危険なん じゃないかなあ?
 太陽も昇りきったので、下山することにした。下にはヒンズー寺院が待ち構えている。しかし寺院は遺跡のように人気が無い・・・門が固く閉ざされていて 入ることができない。真っ二つに切断したような門の造形が面白い。
 砂漠をしばらく歩いてみたが、疲れた。ちょうど馬に乗らないかと誘われ、乗ることにした。こりゃ快適だ。砂漠を突っ切り、ブロモ山の周りを案内しても らった。ガイドは英語が通じず、身振り手振りだけである。終始にこやかないいおじさんだった。
 ホテルに戻り昼 食。靴の中が砂だらけだ。バスの出発まで時間があったので、日記と手紙を書いた。ここから日本にも届くそうだ。
 夕方近くなって出発。地元の人も一緒にワゴン車に乗り込む。ぎゅうぎゅうづめ状態。こんな状態で山道を走って危なくないのだろうか?バスの乗り換え場所 に着くと、もうバリ島行きのバスが出発しそうになっていた。何とか間に合い、デンパサールへ向けて出発。ふーやれやれ・・・


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