印鑑・はんこ・篆刻解説 |
◆ はんこのおしかた |
ここでご紹介するのは基本的なはんこの押し方です。 このおしかたをマスターしたら、はんこart集で楽しみましょう。 1・紙の表面をつるつるにしましょう。 和紙の表面はケバ立っていたり、凸凹があったりします。中指の爪の表面でケバをおさえます。店主は泥のふた(磁器)の表面で、洋紙の様につるつるになるまでこする事もあります。(滑りが悪いときは、手やほっぺたの油をつけてください。) 柔らかい和紙や和紙ハガキに効果的です。 2・下敷き(いんじょく)をしきましょう。 店主のお薦めは手鏡(鏡だけ)です。平らで硬い物ならOKです。 こうするとがピシッときまります。優しい雰囲気がお望みなら、鏡の上に和紙を数枚置くことで柔らかい雰囲気がでます。 3・使う毎に付属のヘラで、印泥をまぜましょう。 最近では”金色”や”銀色”の印泥もありますが、いずれも原料は、細かな植物の繊維と顔料と油です。これらが充分混ざっていないと、色ムラやカスレがおこります。 特に冬は泥が付きにくいので、少し暖めるといいでしょう。逆に夏は表面に油が浮いてベタベタになります。 4・はんこの表面にかるく印泥をつけていきましょう。 泥をお団子状にまとめたら、やさしくトントンとはんこを押し付けます。充分に泥がつくまでやさしくくり返します。 5・印矩(定規)を使いますか? 店主は全く使っていませんが、一度おしでは不安な方や、グラデーションには必需品です。 6・ファイト一発 ・ おしてみましょう。 自分のお気に入りの作品に、最後に自分のをおすのは大変勇気が要るものです。 はんこの上下を確認したら(側款が左)、ねらいをつけて、紙の上にゆっくりとはんこを置いたら、一旦手をはなします。後は真上から力を加えるだけです(特に四辺に気を配ってください)。 後はゆっくりと印鑑を紙からはなします。 きれいなが押せたでしょうか。 お便り、ご質問などお待ちしております。 店主拝 |
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