NEW!!・・・011221 大幅改定・加筆 
相談所の業務実例


■個別委託の場合の料金体系
 かねてより、当相談所では一般的に「分かりにくい」専門家の料金体系について、可能な限り情報を開示し、「分かりやすさ」につとめてきたつもりです。しかし、未だに「敷居が高く相談の決断までに時間を要した」とか、「良いシステムとは思うし、金額も良心的なのは分かるが、全部でいくらか掛かるか分からないと不安」と言った声も耳にします。
 そこで以下に
必要料金の一覧表を公開します。以下から必要と思われる委託項目を選択して下さい。
 なお、委託項目の詳細内容をお知りになりたい方は一覧表以下の項目別説明をご覧下さい。実際の当会での業務報告書の
目次と一部提案内容も公開しております。
 また当初のメールによる相談は無料、面談による相談は3万円にて対応しますので、発注内容の問い合わせにもご利用下さい。
*業務例の欄のリンクボタン(「あり」)で業務実績の公開情報がご覧になれます。
*仕様書欄ののリンクボタン(「
あり」)で委託覚書(仕様書)の雛形がご覧になれます。
番号 委託項目 業務実例

仕様書

担当*1 マンション紛争 緑地保全 マンション建替 委託料金*2
当初メール相談  

 

 随時

無償
派遣相談(面会相談)  

あり

 随時

3万円
地元活動支援  

あり

 △ *4 
20万円
仮処分申請  

 

  70万円
建築・開発審査会への
審査請求支援
あり

 

80万円
地区内ルール策定支援
(住民協定策定)
あり

 

  50万円
事業計画作成 あり

 

      25万円
代案設計(新規設計) あり

 

    20万円
ホームペイジ作成  

 

      *3 10万円
11 変更案作成
(住戸削減案作成)
 

 

    8万円
12 周辺「街並み」模型作成 あり

 

    8万円
13 ボリウム模型作成 あり

 

      5万円
14 日影算定業務
(56条の2基本検討業務)
 

 

        8万円
15 建替協議会活動支援
(地元活動支援)
 

 

    25万円
16 概要設計(新規設計)  

 

    20万円

*1 表中凡例  弁:弁護士、都:都市計画コンサルタント、建:建築家、行:行政書士、司:司法書士
*2 料金は目安であり、特殊事情のある場合は別途相談とさせていただきます。
*3 委託費用には弁護士・都市計画コンサルタント同席の内容の打ち合わせ1回分を含みます。
*4 支援期間は4ヶ月を目途とし月数分の派遣を含みます。ただし交通費・追加派遣は別途。
* 専門家の組み合わせは代表例であり、地区の状況に応じて変更します。


NEW!!・・・010320 加筆 ■委託項目の解説
 先述した委託項目の内容について、概要を以下に説明します。

0 当初メール相談
 よろずの最も広く活用されている相談方法。
開設以来の無償を継続中

1 派遣相談(面会相談)
 こうした活動は多くの住民にとって初めての経験です。作業を委託するにせよ、何を委託するのが効果的か、またその相談はいずれの専門家にすべきなのか等、判断しづらい事が多いと思います。当会の実績から、多数の実例を踏まえたアドバイスが出来ると考えております。

2 仮処分申請
 司法手続きに属する方法。費用はかかるものの、仮処分に踏み切った地区で後悔している地区は今のところ聞きません。詳細は仮処分申請の相談経験地区のファイルを参照。

3 地元活動支援【工事中】
 
住民の方にとってはじめての街づくり活動や反対運動をよろずのノウハウによって支援します。支援は世話人の方数名と専門家数名によるメーリングリストを主体とし、月一回の現地派遣を含めて行います。

4 建築・開発審査会への審査請求支援
 都市計画法上の違法性がある場合に限られますが、審査請求が可能です。開発許可の道路解釈関連に違法性の高いものが多いようです。また建築基準法では、①斜線制限(2件該当)、②採光基準(1件)、③日影規制等に違法性の高いものが多いようです。事業者のプランに対する確認が必要でしょう。

5 地区内ルール策定支援【工事中】
 裁判に勝訴しようと、新たに同種の問題が近隣で発生すれば、住民は新たな対応を求められます。これは仕事を抱えた住民としては極めて辛い状況でしょう。この本質的問題を解決すべく、半年〜年間12回の講座形式を基本に住民主導で地区内のルールを定めます。鎌倉での
実績では住民の約90%がルールに合意、ルール策定後の開発計画は全てルールの内容に誘導できています。

6 事業計画作成【工事中】
 代案プランにせよ、建替プランにせよ、絵に描いた餅では仕方がありません。事業者は「お金」の事しか頭にないのですから、事業採算性が合ってこそ実現可能性が高まります。事業計画作成の支援では、この
事業採算性について、既存の事業手法を用いた提案を行い、プランの実現性を高めます。

7 代案設計(新規設計)【工事中】
 事業者のプランに手を加えるのではなく、新たな視点から住民側の代案を作成します。代案を提示できない運動は、単なる反対運動として終わってしまいます。

9 ホームペイジ作成
 よろずの活動を指示していただいている、
ホームペイジ作成の専門会社(元はマンション問題の相談者)の協力により、低価格を実現しました(出来映えは当会のホームペイジ以上のプロの仕事です。)。
 また、ホームペイジの効力については先述の通りです。この委託には「弁護士+都市計画コンサルタント」による内容確認のための打ち合わせ一回分が含まれています。

11 変更案作成(住戸削減案作成)【工事中】
 事業者のプランに手を加えるのではなく、新たな視点から住民側の代案を作成します。代案を提示できない運動は、単なる反対運動として終わってしまいます。

12 周辺「街並み」模型作成【工事中】
 敷地内のみならず、敷地を含めた街全体がどの様な状況なっているのか。
地形を含めて周辺の街並みを模型として再現します。新たな問題点が発見できたり、気付かなかった視点が見つかったりするものです。

13 ボリウム模型作成【工事中】ボリウム模型作成
 現行案(現状の建物)と代案(建替建物)の大きさ(ボリウム)の分かる模型を作成します。ボリウム模型と言っても、隣接部分での建物と街並みの関わり方や、建物の建ち方が視覚的に分かるため、集会での検討等に効果を発揮します

14 日影算定業務【工事中】ボリウム模型作成
 事業者の提出する日影図はほとんどが時刻別のみです。これはその計画の合法性を、なんら証明する図面ではありません。また、近隣の被害の実態も把握することは困難です。
 よろずでは第三者的な立場で日影の実態算定にあたります。

15 建替協議会活動支援
 建て替えに必要な事業手法や考え方について、年間12回程度の講座形式で建替に対する熟度を高めます。(講座は2年間、別な内容を提案します。)

16 概要設計
 建て替えに際して、協議開始のためには建替プランが必要でしょう。この
建替プランを、居住者の意向を反映しながら作成します。

注) いかなる委託を行おうとも、実現するのは住民の皆様です。「専門家がついたから」「行政が動いたから」といって、活動は楽にはなりません。逆に、仕事が増えることこそ、住民の意向が反映される可能性の拡大であると捉えて下さい。

 

■連絡先と費用負担
 相談は建築・都市よろず問題相談所まで。当初のEメールによる相談は無料(メールはトップ頁からお願いします)。


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