はじめてイギリスに行ったのは、大学が主催する3週間にわたるヨーロッパ旅行の締めくくりの2泊だった。2日目、ストラトフォード・アポン・エイヴォンまでのオプショナルツアーを申し込んでいたのだけれど、バッキンガム宮殿での衛兵の交代を見たかった私はストラトフォードをドタキャン。アシスタントとしてツアーに参加していた大学の助手さんと一緒に、何人かでバッキンガムへとでかけたのだった。その帰り、彼女が連れて行ってくれたのがホースガーズだった。そのときの写真の中で、門衛さんの横に立った私は、本当にうれしそうに笑っている。「ロンドン、最高!」。そんな感じ。
ホースガーズは、かつてヘンリーVIII世がその芝の上でテニスをした、といわれる場所のあたりにある。建物は、ウィリアム・ケント(William
Kent)がデザインしたもので、1755年に完成した。
チャールズII世の時代以来、女王の近衛騎兵隊はこの場所で警備につくのが慣わしである。近衛騎兵隊は、女王様がロンドンにいらっしゃるときはロングガードと呼ばれる15人、いらっしゃらないときはショートガードと呼ばれる12人で構成されている。国王か女王がどこかへでかけるとき、100人もの騎兵がエスコートしていた時代もあったという。
その後、ウエストミンスターからトラファルガースクエアへと歩く道々、パーラメントストリートとホワイトホールを歩きながら、ホースガーズを通りかかり、門衛さんの姿を何度がみかけた。そのたびに、この場所に初めてやってきて写真を撮った日のことを思い出し、ちょっと懐かしくなる。
2003年には、ウエストミンスターからホースガーズロードを通ってピカデリーサーカスまで歩いた。
「あれ? この建物・・」。門衛さんが立っているのとは反対側からながめるホースガーズの建物だったが、どこかで見たことがあると思った。建物の前の広場を抜け、アーチをくぐった。そこには、おなじみの門衛さんの姿があった。
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ここでも、毎日、衛兵の交代式が行われているらしい。一度も見に行ったことがないから、今度見に行ってみようかなー、と思っている。
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