第100回 : 2月の落穂拾い (2001年3月1日)

あっという間に終わってしまった2月。「2月は逃げる」と、昔の人はうまいことを言ったものだ、と感心してしまいます。そんな月だったわけですが、このHPに書き漏らしたことも、実はそこそこあるのですね(汗)。で、今回は、その落穂拾いをしてみようという訳です。

●2月3日(土)●
「日本の女性作曲家たち」というコンサートがあって上野に行きました。当日の感想はすでに書きました(こちらを参照)が、会場には関連する楽譜や図書が販売されていました。後日、知人から聞いた話では、感銘深かった吉田隆子の組曲《道》の楽譜や、小宮多美江著『吉田隆子』といった図書(いずれも音楽の世界社刊)は、売れ行き好調だったと聞きました。そういえば、「音楽の世界社」のホームページがあるのをご存知ですか?
  
    音楽の世界社と小宮多美江のホームページ

刊行物(含む『クリティーク80』のバックナンバー目次)の案内などが出ていますよ。「古希のおしゃべり」は、まだ本格的なおしゃべりになっていませんが、現在入手が難しい他社刊行の出版物を音楽の世界社を通じて買える、そんなお知らせが2回載りました。実は、先日「私の本棚」でご紹介した『清瀬保二著作集』は、ここに情報があります。

●2月4日(日)●
洋楽文化史研究会で駒場へ。オークラロの音は出せませんでしたが、帰宅後、興味深いHPを発見

    オークラウロ
  
これは、HP『マルセル・モイーズ研究室』中にある「モイーズ雑学講座」のNo.25”オークラウロ”です。このHPに書かれている文章をすべて読み終わると、なんとなんと、オークラロの音のサンプル(あの『旅愁』の一部)が用意されていて、Real Player で聞けるようになっているではありませんか!!  びっくりしましたねえ。興味のある方は、どうぞ。

●2月8日(木)●
この日、失敗談を書くって案外快感を伴なうものなのだな、と妙に実感しました。実は、オークラロにトライしてだめだった事の顛末を書いて思ったのですが(こちらです)・・・。一般論として言うのですが(←うんと強調!)、この手の読み物が、読者に強いインパクトを与えたり、時に感涙を誘ったりする(??)のは、真面目に事に当たったうえでの失敗であること(野球の好プレー・珍プレーと同じこと)と、それを書き手があとから振り返って、ある程度余裕をもって書くこと(その時に快感を感じることがあるに違いない、と睨むのですが如何でしょうか?)と無関係ではないでしょう。

●2月12日(月)●
『モーストリー・クラシック』を買いました。これまでにも、たまに見たことはありましたが、実は買ったのは初めてでした。代わりに『ぴあ』を、とりあえずやめました。『ぴあ』は情報誌として今年に入って見やすい誌面の刷新を図ったところでしたが、ことクラシック音楽の項目に限って言えば、使いにくくなりました。記述される要素が、コンサート名、日時、会場、料金、主催者連絡先などに絞られてしまいました。つまり「ドイツ・レクイエム」というコンサート名があって、誰が演奏するのだろうと思って見てもわからない。「メトロポリタン・オペラ」というコンサート名があって、日時や会場のちがいがわかったとしても、演目がわからない。そして、ごく一部のコンサートをピック・アップして演奏者、プログラムなどを掲載する仕組みに変わったのです。一覧性に優れた『ぴあ』は、少し先の予定も不完全ながらわかりましたので気に入っていましたが、うーん、これではちょっとね。

●2月17日(土)●
そろそろ花粉症が本格化しても、おかしくない時期です。用事があった新宿で、今年注目の花粉症グッズを手に入れようと、空いた時間に大手のドラッグ・ストアに入りました。この日の目玉は、マスクにつける湿式ガーゼ。L社製のこのグッズ、店員さんは商品知識として正確にご存知でしたが、残念ながら置いていませんでした。池袋の百貨店で見つけましたが、結局、家の近所の江古田のドラッグ・ストアで安く売っているのを見つけて一安心しました。その店で50枚入り980円(税抜き)の使い捨てマスクもゲット。準備万端ですが、やはり花粉症には来て欲しくありません。

●2月23日(金)●
夜中、目を覚ましクシャミと鼻水が止まらなくなりました。日中も少しよくなっただけで、これはいよいよ、花粉症のスタートかと思いました。ところが24日(土)に雨が降り、午後から小康状態がつづいています(なんと今日(3月1日)まで!!)。おかげで「コーヒーブレイク」で時々書いている”花粉症2001”の<その3>は、未だ書けないでいます(笑)。


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