第101回 : 花粉症2001(その3)〜ついに発症!〜(2001年3月7日)

2月17日、私は50枚で980円という使い捨てマスクと、ライオンの新製品「爽快ウェットフィルター」というマスク用ガーゼを購入しました。それに、従来から使用している保湿ポケットティッシュを加えて、花粉症の季節を乗りきるアイテムが揃いました。この頃、元日からの最高気温の積算は、都内ですでに400℃を越していました。もう、いつスギ花粉が飛散し始めても不思議ではなかったのです。

ライオンの「爽快ウェットフィルター」について一言触れておきましょう。これは、マスクの内側に当てる湿式のガーゼです。メントールの香りが鼻腔の中に入ってくるのも特徴ですが、薬臭い感じは否めませんから好き嫌いは分かれるでしょう。しかし、普通のガーゼと異なり湿気を持っていますから、口の中が異様に渇くということは比較的避けられます。また同時に、湿気のおかげかどうかいま一つ解かりませんが、鼻先が冷たくなりにくいので、鼻をかんだりクシャミが出たりする回数が押さえられているような気がします(←この箇所は、完全に私個人の印象です!)。5枚入って、実勢価格400円ほどですが、探せば300円ほどの店もありました。

ところで東京都衛生局では、都区部5箇所、同市部6箇所でスギ花粉の飛散量を測定しています。飛散開始日といわれる条件は、一測定点で、1月以降にスライドガラスの1平方センチメートル内に1個以上スギ花粉が捕集される日が原則として2日以上続いた最初の日を言います。今年、これら11箇所のほとんどは、2月20日が飛散開始日でした(少し遅れて21日となったのが2箇所、逆に16日に飛散開始日となった測定箇所が一つありました)。

私の場合は、22日の夜あたりから怪しげなムードになってきました。真夜中(カレンダーは23日になっていました)、寝付いたかなと思ったら鼻水とクシャミガとまらなくなり、しばしば起きてしまいました。23日は、日中から夜にかけてもこうした症状が続き、いよいよ発症だと思いました。ところが、24日には雨が降り午後には症状がいったん治まり、私は調子に乗ったつもりはないのですが、民間療法(!)の一つに数えられるカラオケに出かけたりもしました(笑)。何事も、花粉症と正面から向かいあいたいと思って・・・(な〜んちゃってネ)。翌日は日曜日で、家から一歩も外へ出ず。これも花粉に当たらないわけですから、いいことなんでしょう。というわけで、普段よりも鼻水をかむ回数が増えたくらいで、なんと、3月5日まで小康状態が続いたのでした\(^o^)/ ちょっと補足します。今年処方してもらった薬(漢方製剤)は、過去別々のときに出してもらったことにある2種類の薬を半分ずつ混ぜてもらったものですが、これも小康状態を持続させるのに、功を奏したのかもしれません。

毎度登場する「慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ」に、今年は、アンケートがリンクされていますが、この中にpdfファイルで「鼻アレルギー日記」が用意されています(見たい方、こちらへどうぞ。あ、Acrobat Readerのインストールが予め必要になります、念のため)。もちろん、これをプリントアウトして使ってもいいのですが、私は、これを見ながらエクセルに書式を作リ直しました。そして25日の週から、いよいよここに記入しはじめました、それも2月19日に遡って。今は、回数や度合を単純な数字で入力して、必要に応じて、短い記事を書いています。まだ、解析めいたことはしていません。実は、見始めてみると花粉が多く飛んだその日に、私の症状がすぐ悪化するとは言い切れないのです。この日記のいいところは、自分の症状を客観的に記録していける筈だという点。難しいところは、鼻を何回かんだとか、くしゃみが何回出たとか、正確に覚えておくのが意外に難しく、客観的な装いをもちながらも、けっこうアバウトにならざるをえないこと(少なくとも私は)。でも今の私は、やってみようじゃないの、と意欲に燃えています。

3月6日、7日と、症状が悪化してきました。今日7日なんか、今年最悪です。次回は、私の花粉症日記をご覧いただくことと、それを見て言えること。さらに、いまの症状がどうなって、それにどう対処したかなどについて書いてみたいと思います。


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