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会社を辞めて、NZに行こう!


■登場人物


< 私 >
昨年(2010年)末に28年9カ月勤めた会社を退職した。
別に不祥事を起こしたわけではなく、計画的な退職である。
人生を楽観的に考えているわけではなく、「人生は遠き道を重き荷を背負って歩くがごとし」と思っている。

両親とも地方出身(新潟と静岡)だが自分は東京で生まれ育った。
地方人の遺伝子が疼いたのか、一度は地方で暮らそうと、今年3月に山梨県北杜市小淵沢町に引っ越した。

半農半X(エックス)という言葉に妙に惹かれ、今年の5月に初めて鍬を握り、現在農業修行中である。
本職は税理士。

趣味は、海外旅行、ゴルフ、えび飼育、資産運用等。

< 妻 >
会社を辞めると言い出した夫にさほど反対しなかったのは、多くの人に驚かれている。
川崎市に生まれ育ったが、子供時代は周囲は梨畑だったという。
そんなわけで山梨県への移住もさほど違和感はなかったのかもしれない。
ただ、春だというのにあまりの寒さが原因か、一度家出をしたことがある。

穏やかそうに見えるが、実は意外と手強い存在。
学生時代はライダーだったが、その反動か、現在の趣味は、水泳、彫金、七宝焼き、パン作りと危ないことはしていない。
法律の条文を読むと気持ちが落ち着くらしく、行政書士試験に合格したあと、いまなお司法書士試験の勉強をしている。

< 息子 >
予定日より2週間も早かったのに、頭がでかすぎて産道を通れず、たいへんな思いをして生まれてきた。
母子手帳には仮死・蘇生と記載されており、「生まれながらに蘇った男」である。

体重3900gで生まれてきただけに、赤ん坊時代は土偶のような風貌だったが、小学1年生となった今はがっちりした男の子くらいに改善した。
体力測定では3年生並みの握力を持つ力持ちであり、50m走もけっこう早いが、前屈や起き上がり?が苦手である。

家では騒々しくいつも元気だが、内弁慶のため家の外では口数の少ないおとなしい子と思われている。
超シャイで、相手が女の子だと2歳の子に対してももじもじしてしまう。

< 義母 >
妻の母親である。
今回は最初の10日間、一緒に旅をした。

数年前に大病をしたが、今はだいぶ体力も回復した。
一人で南イタリアを旅したり、中国に語学留学をしたりと恐れを知らない行動力である。
家出をして高速道路を深夜に自転車で走ったという武勇伝もある。
今年もふと思い立って富士山に登頂したそうだ。

まさに、がばいばあちゃんである。