室内発熱が大きく、建物内に二系統の冷房熱源を有する建物に。
吸収式冷温水発生機の熱源の有効利用による別冷凍機の省電力化とコストの削減
吸収式冷温水発生機
熱源切替え用コントロールボックス
改善対象
チラー冷凍機 90kw×2台
改善内容
チラー冷凍機で年間冷房している工場があった。一方同じ工場内の事務所スペースでは、一般事務所用の吸収式冷温水発生機が使用されている。この吸収式冷温水発生機の運転状態を観測すると、能力にかなりの余裕がある状態で運転されていた。そこで、一般事務所の冷房時には、チラー冷凍機を停止し全エリアをエネルギーコストの安い吸収式冷温水発生機からの供給で冷房をまかなうように、配管を変更した。
改善効果
1シーズン稼働の結果、チラー冷凍機の運転を90日間停止できた。
チラー冷凍機削減電力=90kw×2台×75%+付属ポンプ19.4kw=154kw
年間省電力量:154.4kw×10時間×90日=138,960kwh
年間削減電力:138,960kwhの削減
金額換算効果:約190万円(電力単価14円換算)
改善投資金額:約250万円(償却期間:約1年)
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