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ヴィゼウ(ポルトガル)
ポルトガルの大都市はどこでもそうだが、市街の広がりに対して人口がとても少ないことに驚かされる。このヴィゼウもそうだ。ポルトガル北部に位置し、ヴィゼウ県の県都で大きな街なのだが、人口は約10万人に過ぎない。街を歩くと、日本の感覚からは30万人ぐらいの都市に感じられる。

そんな規模の大きな街に思えたので、中1日はゆっくりと街歩きをしようと、国営ホテルのポサーダ・ヴィゼウに2泊した。中世からの古い歴史を持つ落ち着いたたたずまいのこの街には古い大聖堂や教会、修道院などが多い。

街の中心部の高台にはカテドラル(ヴィゼウ大聖堂)とそれに向かい合うように建つミゼリコルディア教会があった。大聖堂では結婚式が行われていた。中世の建築物がそのまま残り、現代の生活の中でも生きていることに感動すら覚えるのであった。
教会の付近で休憩。パラソルが出ているカフェでビール。ポルトガルの街の中で飲むビールは優しい味でおいしい。しかも値段は驚くほど安い。カフェには若い人たちが多く、古い街だが若さが息づいているような感じがした。

2日目も街歩き。中心部の歴史的なエリアはそれほど広くはないので、前日とほぼ同じようなコースを歩いた。この街はのんびりと歩くにはちょうどいい広さだ。歴史的な遺構も残る街並みは、古さと同時に清潔さを感じさせた。古い歴史の街をゆったりとした気分で楽しんでいると、ヨーロッパを旅していることの充足感と不思議な安堵感に満たされるのであった。

この街は「生活の質ランキング」でポルトガルのトップになったという。街全体がとても落ち着いたいい雰囲気に包まれているように感じられたのであった。

ポルトガルの中でも最も美しい教会の1つに思われた。

若者は古い街と対照的だ。

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