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Pousada Viseu (Viseu, ポルトガル)
「目的地に着きました」。
この旅ではスマホのGoogle Mapをカーナビとして使うことができることを発見したので、道に迷うことなく到着した。カーナビの女性の声が聞こえたら、ホテルの門の前だった。

ここはポルトガルの国営ホテルであるポサーダのひとつで、もとは病院だった建物をポルトガルの有名な建築家が改築してホテルにしたのだそうだ。病院が建てられたのは1793年、病院を閉鎖してホテルとしてオープンしたのは2009年という。

4階建ての建物の中央部は広い吹き抜けになっている。病院の時代には中庭だったという。この広い空間はロビーでもあり、そこにレストランとバーも「同居」している。レストランはこのほかにもあり、この場所は「アウトドア」のレストランと呼ぶのだそうだ。とても広々とした気持ちのいい空間なので、ディナーはここでいただいた。
サーモンのカルパッチョ、グリル・ド・オクトパス、ラムチョップなどをいただき、ワインはヴィーニョ・ヴェルデをグラスで、この地方で有名なダォン・ワイン(赤)をボトルでいただいた。この赤は香りも味も「超美味」と言っていい美味しさだった。ポルトガルのディナーは満足度がとても高い。

勘定を頼んで、チップを置こうとしたらウェイターに断られた。「嫌なやつだな」とそのときは思った。しかしあとで考えたことだが、国営ホテルではチップは受け取らないのかもしれないと納得した。そう言えば、昔スウェーデンの駅の公共レストランでもチップは不要だと隣の客から言われたことを思い出したのであった。

翌日の昼、この場所のバーのエリアでは子どもたちのバンドが楽しいJAZZを響かせていた。

手前がロビーのエリア、右奥がレストラン、正面奥がバー。
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