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いりこ こんな栄養

いりこは魚まるごとだから、栄養満点です。豊富なカルシウム、鉄分、ビタミン、DHA、EPA、イワシペプチド、と身体にウレシイ成分がたくさん含まれています。特に成長期の子ども、妊娠・授乳期の女性には、ぜひそのまま毎日食べて欲しいものです。
栄養成分〜可食部100gあたりの数値
カタクチイワシ
(煮干)
エネルギー
カルシウム

ビタミンD
332 kcal
2200 mg
18 mg
720 IU
五訂日本食品標準成分表より
DHA
EPA
0.42〜1.00 g
0.26〜0.40 g
「発掘!あるある大事典」より
(清水市食品環境検査協会調べ)

イワシペプチド

身のタンパク質に含まれる酵素で血圧を安定させる作用があります。
高血圧予防効果が大きいと注目されています。
さらにイワシペプチドは、加熱することによって、血圧を下げる力は二倍にもなります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

魚の脂の中に存在する脂肪酸(高度不飽和脂肪酸)のことで、血液をサラサラにしたり、頭の働きを良くする作用があります。
DHAは脳細胞の膜を作ったり、脳の神経細胞の突起を延ばす働きをし、特に妊婦、乳幼児期に大切な役割を果たします。もちろん、脳細胞をフル活動させ受験勉強に励む中高生や、頭を使う仕事をしている大人、にもDHAは必要です。
さらに、DHAの抗血栓効果により、脳血管障害型の老人性痴呆症に効果があるとされています。
まさに全ての人に必要な成分といえます。

EPA(エイコサペンタエン酸)

DHAと同じく、魚(イワシなど特に背の青い魚)の脂の中に多く存在する脂肪酸のことで、血液をサラサラにする作用があります。
心筋梗塞や脳血栓、脳梗塞といった血栓症に効果があり、血栓予防効果があるとされます。
また悪玉コレステロール(動脈硬化の原因)を減らして、肝機能を活性化させ、血液中の中性脂肪を低下させる作用があります。
ただし、DHA及びEPAは、乾燥には強いのですが、煮る段階で煮汁に溶出してしまうことから、生と比較すると、いりこでは2割程度減っていると考えられています。

カルシウム

骨や歯を作り、血液をアルカリ性にする作用があります。
不足すると骨粗鬆症を招き、骨がスカスカになり、日常生活に支障をきたします。
また、根気がなくなってイライラするなど精神的な面にも影響が出てきます。
日本人はカルシウム摂取量が必要量に達しない人が多く、中でも骨粗鬆症が多く見られる女性は、特にカルシウムを十分に取る必要性があります。
なお、魚の骨は第1リン酸カルシウムという体に吸収されにくいカルシウムとなっていますが、ビタミンDと同時に摂取することにより、吸収率は良くなります。
魚の内臓にはビタミンDが多く含まれているので、魚丸ごとのいりこにはビタミンDも豊富に含まれています。

ビタミンD

カルシウムとリンの吸収を良くし、血液中のリンの量を一定に保ちます。
リン酸カルシウムを骨や歯に沈着させ、骨や歯を丈夫にします。
不足すると子どもはくる病、大人は骨軟化症になるおそれがあります。

鉄分

鉄は、血液のヘモグロビン中のものは酸素を運び、ミオグロビン中では血中の酸素を細胞に取り入れる役目があります。
不足すると貧血になり、たちくらみや目まい、嘔吐といった様々な器官に影響を及ぼします。
魚の中の鉄分はヘム鉄といい、体内での吸収率は35%もあり効率よく摂取できます。
ただ鉄分を体内に吸収させるためには、ビタミンCが必要であるので、あわせて取るのが効果的です。
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