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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.472 りらっくすさん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
還元玉・還元銀 40手台

くるくる展示室No.472 りらっくす

くるくる展示室No.471とよく似た構図ですが、手順は全く違います。 65飛が21の馬筋を止めているので、67飛と捨てる手は見えるところ。 これに対し同玉や同銀成は76馬までなので同銀不成と不成で取ります。 そこで87馬、66玉となれば、斜めに一つ移動することになります。

  67飛、同銀不成、87馬、66玉、

飛はもうありませんが、代わりにと金があるので、続いて同じように送れそうです。

  56と、同銀不成、76馬、55玉、
  45と、同銀、65馬、44玉、
  34と、同銀、54馬、33玉、
  23と、同銀、43馬、22玉、

次は12香成でしょうが、同銀に32馬、11玉では今一歩届きません。

  12香成、同銀、

実はここから折り返しの趣向が始まります。

  23歩、同銀、21馬、33玉、

23歩に同玉の変化がちょっと大変。 32馬、34玉、35香、45玉、54馬、56玉、57歩、66玉、65馬、67玉、76馬まで。 以降も歩打に同玉は銀がついてきてないので、馬で追って早く詰みます。 では続けて楽しみましょう。

  34歩、同銀、32馬、44玉、
  45歩、同銀、43馬、55玉、
  56歩、同銀、54馬、66玉、
  67歩、同銀不成、65馬、77玉、

最後は香を打って収束します。

  78香、同銀不成(成)、76馬 まで45手

銀のお供つれの馬の斜め送り往復趣向。 前半の趣向は将棋玉図第100番、 後半の趣向はくるくる展示室No.276(須藤大輔さん)にありますが、 二つの趣向を組み合わせて往復の趣向とし、還元玉、還元銀でまとめた作品です。 78銀が12まで移動してまた戻ってくるのはとても楽しめますね。

作者 「玉図100番がモチーフで、玉方銀の長距離往復がテーマの趣向作です。」

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
見事に初形の位置に戻す作品素晴らしい。
山下誠さん:
7八の銀が斜め一直線に往復して還元とは素晴らしい趣向。
松崎一郎さん:
目標に向かって一歩一歩着実に歩む馬。
川石隆志さん:
初手が印象的
S.Kimuraさん:
銀も一緒に元の位置に戻るのなら,最後も銀不成で行きたいですね.
占魚亭さん:
玉&銀の帰還。くるくるらしい楽しい手順。
小山邦明さん:
右上の23歩から、うまく 玉と銀が戻ってこれた。44手目はやはり不成としたい。
池田俊哉さん:
将棋玉図100番の斜め追い(田中至氏にも)から銀がお供の馬追い戻り
似たような作品を作ろうとしたことがあるので99自王の配置はちょっと目からうろこ
inokosatoshiさん:
見事な還元銀に驚き。

くるくる展示室No.472 解答:9名 全員正解

  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん  川石隆志さん
  小山邦明さん  占魚亭さん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん
  山下誠さん

当選者は、展示室で発表しています。