裸に近い玉ですが、遠くから角2枚が利いているので、右上の斜め半分には行けません。 ということは初手離し香を打つと(持駒なしだから)82玉と逃げる一手。 ならば、取られないように香は94から打った方がいいですね。 この2手を指しただけで、続けて85香、76香と打っていく趣向だな、と予想がつきます。
94香、82玉、85香、73玉、76香、64玉、67香、55玉、
香は4枚とも使ってしまいましたが、まだ盤上には飛車が2枚あります。 でも、どっちの飛で王手しましょうか。 ここからは5手詰なので、詰上りまで読み切りましょう。
58飛、46玉、49飛、37玉、57飛 まで13手
49飛で、香飛6枚が斜めにきれいに並びました。 詰上りを見れば、59飛から48飛ではだめなことは一目瞭然ですね。
使用駒趣向のきれいな初形から香の限定連打、玉は斜めに37まで一直線と、作者の美的センスが光る趣向詰でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 凡骨生さん:
- 香並びが美しい。
- 名城健太郎さん:
- 9手目59飛車を考えてしまいました(^^;;)
香に続いて飛車も斜めに並べることを考えれば・・・。
- 焼鳥虫さん:
- 飛香の斜めのラインが美しいです。
- キリギリスさん:
- 飛び道具だけで駒がぶつからない不思議な作品
- 三輪勝昭さん:
- フェアリーなら駒を綺麗に並べてそれで面白いのかも知れないけど、それでは詰将棋とは言えない。
消せなくても働かせて再活用する手順を考えて欲しい。
- やまかんさん:
- 最後ふわっと浮くのがいいか悪いか微妙か。シンプルしたのはいいけど角の利きはわかりにくいかも。
- 長谷繁蔵さん:
- 今月は1題でお許しください。
駒数が多いの並べにくくなりました。
今年も4649
- きたさん:
- どちらの飛車を先に動かすかが考えどころ
- やぶいりさん:
- 凧が舞い上がって行くようです。
- しまぎろうさん:
- 飛車をどっちから動かすかが考えどころでした。
- 占魚亭さん:
- 27角を馬にして11手詰に――と思いましたが余詰がありましたか。
くるくる的には11手の方がぴったりくるのですが、余詰防ぎで初形が乱れるので、初形の美しさを考慮して本図での出題となりました。
- ぬさん:
- 飛香が斜めに並ぶ。
- 池田俊哉さん:
- 戻ってほしいところではあるが、首尾一貫ということでは有りかな
25との意味づけはすごいですね...
- S.Kimuraさん:
- 25と,がなぜ必要なのかが分かりませんでした.
25とがないと、初手81角成、3手目71角成などの余詰があります。
- 長谷川琴さん:
- 香が3枚だと思い苦労しました(笑)
- 隅の老人Bさん:
- 9手目だけはチョッピリ小考。
- 小林巧さん:
- 王方の持ち駒なし条件ならば、盤面と金なし・持駒なしでも、98飛82玉89飛73玉78飛64玉69飛55玉58飛46玉49飛37玉57飛まで13手詰 でも良いと思うのだが…
と金4枚、香4枚はウ゛ィジアル的要素?
(98飛82玉89飛73玉93飛成64玉63龍55玉59飛46玉43龍37玉57飛まで13手詰があるから駄目?)
これはまた別の趣向ですね。 私のくる展78やくる展128をご参照ください。ただ、この形では余詰がたくさんあって、作意手順に限定させるのは大変そうです。
- 名無し名人さん:
- 受方持駒なしは慣れていないので頭が混乱しそうになります。
広そうに見えるのに、玉方は全応手一通りしか選択肢がないとは。
変化ゼロというのは、くるくるでは大きなプラス要素ですね。 |