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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.218 菅野哲郎さん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
飛金銀はすべて消える 10手台

くるくる展示室No.218 菅野哲郎

ほとんど無防備で、詰方の駒に取り囲まれている玉。 でも、意外に簡単には詰みません。
飛とか馬で王手したくなるのをじっとこらえて単に28歩と打つのがいい手。 36玉に18馬、26玉、27馬と押えると、飛と銀は取られてしまいましたが、二段分持ちあげることに成功しました。 これが趣向の1サイクルです。

  28歩、36玉、18馬、26玉、27馬、35玉、

飛銀(金銀)の配置はまだ二組残っていますので、続けて楽しみましょう。

  36歩、44玉、26馬、34玉、35馬、43玉、
  44歩、52玉、34馬、42玉、

最後はここまでくると歩が成れるので、馬でなく歩で行って収束します。

  43歩成、51玉、52と まで19手

本作、捨駒は全くないのですが、飛金銀6枚が取られて次々消えるのが爽快ですね。

移動趣向は上、下、横、45度斜めのいずれかに進んでいくのが普通ですが、本作のように45度以外の斜めに進む趣向も可能です。 くるくる展示室では、やよいさんが下記の作品を発表しています。

作例が少ないので、まだまだおもしろい趣向が埋もれているかもしれません。 作家のみなさん、挑戦してみてはいかがでしょうか。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
馬が一段づつ駆け上がる呼吸が何とも言えぬ味。
名城健太郎さん:
飛車銀を取らせる手が指しにくかったです。
焼鳥虫さん:
玉が駒を丁寧に食べていく。
キリギリスさん:
玉が追い詰められてジリジリと後退していくイメージ
三輪勝昭さん:
ハッキリ言って手順は余り面白くないけど、支えにもする駒が歩。これを打ちながら進んで行くのは珍しい。
市原誠さん:
階段を下りていくようで、とても面白い動きですね!
やまかんさん:
詰将棋では攻め駒が取られるのも気分がいいんですよね。
きたさん:
とどめが歩になるのは意外。
やぶいりさん:
郵便屋さん、落し物、拾ってあげよう、1枚2枚...
しまぎろうさん:
綺麗に上がっていって楽しかったです。
占魚亭さん:
歩と馬の連携技。
松田浩輔さん:
初手38馬だと詰まないのは意外でした。

38馬、18玉、19歩、同玉、49飛、18玉、29馬、27玉・・・ 大駒3枚でいかにも詰みそうなんですけどね。

ぬさん:
53馬としそうになりました。
池田俊哉さん:
途中の駒を地ならししながら進む玉。最後2手のばししてしまうところだった
S.Kimuraさん:
2手目18馬がなぜか見えずに悩みました
隅の老人Bさん:
うまく、いいえ、ウマが追いかけてくる。
付き馬、そんな言葉がありました。
小林巧さん:
歩の上に、ヨッコイショヨッコイショと一段々々重い腰を乗せながら「歩」っ「と」わーく重く動く馬の様が可笑しい。
名無し名人さん:
最後43馬ではなく歩成なのが統一性がなくて少し残念でした。

原図は馬だったのですが、余詰修正で駒数も増えるので、歩成となりました。 たしかにちょっと残念。


くるくる展示室No.218 解答:22名 全員正解

  池田俊哉さん  市原誠さん  S.Kimuraさん  きたさん  キリギリスさん
  小林巧さん  しまぎろうさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  塚ア彰仁さん
  名無し名人さん  ぬさん  長谷川琴さん  藤田卓志さん  凡骨生さん
  松井裕大さん  松田浩輔さん  三輪勝昭さん  名城健太郎さん  焼鳥虫さん
  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。