次へ
次へ
詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.198 やきのりさん
くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
銀はすべて成る 30手台

くるくる展示室No.198 やきのり桂香歩の規則正しい(玉を除くと)対称配置、持駒も銀4歩4と、くるくるの香りたっぷりです。
初手は13歩と節約すると23から34に逃げだされて失敗。 取れないのを見越して13銀と捨てるのが好手です。 23玉に24銀成とすれば34に逃げられる心配はありません。
12玉や22玉は23銀打で簡単なので、32玉。 また今の手順が繰り返せそうですね。

  13銀、23玉、24銀成、32玉、
  33銀、43玉、44銀成、52玉、
  53銀、63玉、64銀成、72玉、
  73銀、83玉、84銀成、92玉、

そろそろ収束? いやいや、「行ったり来たり」の特集ですから、しっかり、ここから折り返します。

  93歩成、81玉、82歩、72玉、
  73成銀左、61玉、62歩、52玉、
  53成銀左、41玉、42歩、32玉、
  33成銀左、21玉、22歩、12玉、
  23成銀 まで33手

復路は成銀と歩で追い返します。 市松模様がどんどんできて行くのは見ていて楽しいですね。
流石に詰上りは市松にはなりませんが、還元玉でうまくまとめました。

作者:
銀と歩の玉送り一往復です。前半の銀打ち銀成り4連続だけが出来上がってから調べたところ、くる展No.82に類似作が多数紹介されていました。そのときは新作として微妙でしたが、のちに玉往復を入れることができてまずまずと思います。

前半の趣向は、くる展82(老花現象さん)のほか、アート展16(池田俊哉さん)などもあります。 本作は作者の言うとおり、後半の趣向を入れて往復させたことにより新作となりました。 この簡潔なきれいな形で往復させたのは、すばらしいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

garden seasonさん:
2三成銀寄るよりも上がるのほうが、形が綺麗。
長谷川琴さん:
踏み台昇降と言う感じ。
三輪勝昭さん:
駒は捌けないけどこれはそんなに悪くない。
暗算だと12手目62玉や52玉を詰み読み切るのは大変。
16手目72玉は76桂がピタリですか?
くる展はフェアリー感覚で短評すべきですが、僕はフェアリー感覚はゼロですので…
12手目62玉は63歩、61玉、62銀、52玉、53成銀左以下作意順で早い。 52玉は53成銀右、41玉、42銀以下。 くるくるなので、変化とばしした方も多いかもしれません。 16手目72玉、73成銀で81玉と逃げると、82歩、92玉、84桂まで。 76桂が働いてきます。
凡骨生さん:
形が抜群に良いですね。
長谷繁蔵さん:
キレイな簡単な図で大発見。
名無し名人さん:
くるくるにありがちな展開。
天内啓介さん:
玉の一往復。
きたさん:
軽快な配置と手順
やぶいりさん:
一見詰みそうもなく見えたが13銀と打ったらリズミカルな動きが始まった。
S.Kimuraさん:
16手目は,82玉でも92玉でもどちらでも?
どちらでも同じです。
やまかんさん:
打った銀が2回動くのがいい。
やよいさん:
初手の足がかりの駒が無いため一瞬迷いました。
池田俊哉さん:
この舞台装置での往復は楽しい。詰め上がりもちょっと市松チック
隅の老人Bさん:
爺さんの散歩。町内を一往復、我が家に帰って、ああ草臥れた。
占魚亭さん:
双方の軌跡がいいですね。
鈴木康夫さん:
銀が成るだけでなく成銀まで動くのが気持ちいいです。
嵐田保夫さん:
リズミカル。
タクさん:
行きは2-3段、帰りは1-2段で、それぞれきれいなジグザグ往復でした。

くるくる展示室No.198 解答:20名 全員正解

  天内啓介さん  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  garden seasonさん
  かめぞうさん  きたさん  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  タクさん  たらしめるさん  名無し名人さん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん
  凡骨生さん  三輪勝昭さん  やぶいりさん  やまかんさん  やよいさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。