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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.199 菅野哲郎さん
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
21角は動けない 30手台

くるくる展示室No.199 菅野哲郎大模様ながら、駒種が少ないのであまり複雑な感じはありません。
まずは金を打っていくしかないところ。

  76金、55玉、65金打、44玉、54金打、33玉、

ここで32角引成とできれば詰みだけど、91飛が11玉をにらんでいるので21角は動けません。 32角行成と、23の角を活用します。

  32角行成、34玉、43馬、23玉、32馬、34玉、

ついでに、43の歩をとっておきましょう。 43馬、32馬を繰り返すのは千日手。 ここからは復路の趣向に入ります。

  44金、同玉、43馬、45玉、
  55金、同玉、54馬、56玉、
  66金、同玉、65馬、67玉、
  77と、同玉、76馬、78玉、

ここまでくればあとは収束。 最後も馬で締めます。

  79歩、88玉、87馬、99玉、98馬 まで33手

金を捨てて馬で追う、「L−同玉−G−玉」型の捨て絞り趣向。 この舞台装置を往路の趣向で作り上げるところがいいですね。 盤面飛角歩、持駒金3のきれいな初形から斜めに1往復。 最後は99の飛も消えて雪隠詰と、うまくできています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

garden seasonさん:
馬が上手く活躍、素晴らしい!
長谷川琴さん:
10手目23玉12角成、で詰みかと思いましたが、遠くから飛がにらんでました。
三輪勝昭さん:
「行きに重たく打って、帰りに捨てる。これぞくる展の王道の作り方。
でもどうせなら87金打ちから初めたい。一応次の図
持駒 金四
玉方 35と、36と、43歩、46と、57と、68歩、77玉、81飛、84銀、85歩、96歩
詰方 11玉、15と、21角、23角、48銀、49と、66歩、99飛以上87金以下35手詰
推敲はしていませんが…」
もともとは87金打から始まっていたのですが、余詰防ぎの駒が多くてくるくるには配置が重すぎたので、本図で出題させていただきました。
凡骨生さん:
打った駒を捨て行く感触が堪らないです。
長谷繁蔵さん:
1手詰かと思ったら・・・
お金を上手く使う。87と→金にしたいが
名無し名人さん:
打った金を捨てるの好感触。最後は飛も消えて解後感が良い。
天内啓介さん:
双玉の意味がわかりました。
きたさん:
43歩が微妙な配置
やぶいりさん:
行きはウサギ、帰りはカメ。
S.Kimuraさん:
43歩の消去がうまいですね
やまかんさん:
打った金を捨てる手順が気持ちよすぎです。おまけに飛車も取らせる。
やよいさん:
双玉もそうですが、玉方43歩の配置に苦心されたのではと思います。
池田俊哉さん:
行きに打った金がすべて消えるエスカレータ詰。43歩に作者のセンスを感じる
隅の老人Bさん:
B爺さん、最近、足腰が弱ってきた。
階段の上り下りは手すりに縋ってソロリ、ソロリ。
でも、この階段なら大丈夫。
占魚亭さん:
動けぬ角の利きを上手に活用。
鈴木康夫さん:
飛車を取られることを恐れたのと持駒の歩に気付かずに収束苦労しました。
嵐田保夫さん:
菅野氏作品とすれば凡作に見えてしまう?
タクさん:
折り返しで歩を取るのが味噌ですね。

くるくる展示室No.199 解答:20名 全員正解

  天内啓介さん  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  garden seasonさん
  かめぞうさん  きたさん  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  タクさん  たらしめるさん  名無し名人さん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん
  凡骨生さん  三輪勝昭さん  やぶいりさん  やまかんさん  やよいさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。