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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.188 やよいさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
香とと金の連携 10手台

くるくる展示室No.188 やよい と金が斜めに並んだきれいな豆腐図式。 思わず解いてみたくなりますね。
香が9本あれば、順番に打っていって詰みですが、持駒は香4枚と歩。 半分ぐらい節約しなければいけないことがわかります。
まず初手は98歩。 96玉なら86とがあるので、ここは歩でも大丈夫です。

  98歩、87玉、

さて、ここは香の出番。 78と寄では76玉で、85のと金が浮いているのでダメです。
88香なら85とにひもが付くし、76玉に香打でなく86とと、ここでも香を1枚節約できます。

  88香、76玉、86と、66玉、

これでパターンは見えました。 あとは楽しむだけ。

  67香、55玉、65と、45玉、
  46香、34玉、44と、24玉、
  25香、13玉、23と(23香成) まで17手

玉が斜め横に盤面を横断して、初形97玉の点対称な13玉で詰むのがいいですね。
豆腐図式ならぬ、持駒も入れて京都府図式でした。

作者:
今月出題の拙作で解答者の方から「京都図式」とコメントいただきましたが、その香車とと金で色々試しているうちに出来た作です。作図当初は意識していませんでしたが、完成作の玉軌跡はくる展No.167をちょうど90度引っ繰り返したものになりました。上田吉一さんが短編集の中で書かれていた「回転式創作法」というのを、作図中に思い出しました。No.167と違い、「横効きの桂馬」はありませんから香4枚使うことになってしまいます。また、最終手非限定は止むを得ないところです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

三輪勝昭さん:
打った駒がそのまま残っては詰将棋の一番の楽しさがない。
やまかんさん:
持ち駒は香車4枚でまとめたい。名前見なくても作者がわかりそう。
市橋宗士さん:
と金の上に香を載せれば、あらあら詰め上がり。これもまた、「きょう」「と」「ふ」図式のひとつ?
朝鳥さん:
玉を斜に動かしてから、と金をじっと引く。見事な対比です。
長谷繁蔵さん:
89とが動くのかと思った。
長谷川琴さん:
改良すれば、大作にも成りそうな、素材ですね。
やきのりさん:
巧みな左右横断エレベーター。最後はと金を引きたいですね。
やぶいりさん:
3月はやよいさんの月、好調ですね。
S.Kimuraさん:
玉が階段状に動いていくのが面白いですね.
DD++さん:
香5枚なら「99香、87玉、78と上、76玉、77香、66玉、57と上、(中略)、35香、24玉、25香、13玉、23と」で詰むからどれかが歩で代用できるのだろうと思ってとりあえず「23とまで17手?」とメモ。不正解なのに正解……。
渡辺さん:
最初に歩を打てばOK。
隅の老人Bさん:
最後も23とと引きたいな。
パラのヤングで2色図式特集。これなら純粋2色で首位獲得?
堀米隆朗さん:
5手目までは少し考えました。入玉状態の王様が自陣まで帰されて詰上がりですね。
藤田卓志さん:
エスカレーターに乗った玉ですね。
maimaiさん:
多少紛れにはまりましたが、と金を引く手が見えて一気に解決しました。
占魚亭さん:
と金引きが好感触。
池田俊哉さん:
9九香〜7八と寄ではじめて右に追ってから「あっ」。一歩控えて四香連打、ですね
タクさん:
最初歩さえ間違わなければ。 連携による面白い送り手順でした。
noriさん:
不安定な攻駒だけど、ちゃんと捕まるんですね。
鈴木康夫さん:
捻くれて最終手を23香成としようと思いましたが止めました。

香成の解答はお一人だけで、ほとんどは23とでした。


くるくる展示室No.188 解答:21名 全員正解

  朝鳥さん  池田俊哉さん  市橋宗士さん  S.Kimuraさん  かめぞうさん
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  タクさん  DD++さん
  noriさん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん  藤田卓志さん  堀米隆朗さん
  maimaiさん  三輪勝昭さん  やきのりさん  やぶいりさん  やまかんさん
  渡辺さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。