| 初登場(カピ展No.10)できれいな対称形の協力詰を見せてくれた天津包子さん、第2弾(くる展No.45)も対称形の趣向詰でしたが、本作もまた初形対称です。
 
 52の飛車が92龍のため2段目しか動けないので、王手は限られています。
 
 18馬、同玉、19歩、29玉、22飛成、38玉、39歩、49玉、42龍まで進めば、趣向が見えてきます。
 そのまま進めて89玉、82龍のとき、83龍と捨てるのが協力詰らしい手筋。
 同龍で19手目。 あと4手で詰めなければいけません。
 しかし、97金や77桂がよく利いていて、なかなか4手では詰みません。
 
      Aさん:
      9八桂の配置から9六玉8六龍の詰みを予想するものの見事に外れ,結局,9八桂と9九歩の配置の意味が分からないままでした.
 
      Bさん:
      25手詰しか見つかりませんでした。いくら協力詰とはいえ、取れる駒を取らずに詰め上がりとも思えませんので、どんな手順か正解発表を楽しみにします。
       実は5手目の22飛成、この手が間違えていたのです。 収束で龍だと強すぎて23手では詰まず、22飛不成、42飛不成とずっと不成で行かなければなりません。
 18馬、同玉、
 19歩、29玉、22飛不成、38玉、
 39歩、49玉、42飛不成、58玉、
 59歩、69玉、62飛不成、78玉、
 79歩、89玉、82飛不成、83龍、
 
 ここまで来れば5手の協力詰。 不成で来たことを考慮すれば、発見は難しくないでしょう。
 
 同飛不成、99玉、89飛不成、98玉、99飛打 まで23手
 
      作者:
        楽しんでもらえたかな。
 天津包子さんは、普通の詰将棋もフェアリーもきれいでやさしく楽しめる、という作風のようで、これからもおもちゃ箱でいろいろな作品を見せていただけると思います。
    ご期待ください。
 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
 
        中澤照夫さん:
        飛生6回がテーマ。収束のばか詰らしさを満喫。
 
        隅の老人Bさん:
        ハイ、待ったをしました。6度の飛生、驚いた。
 
        コマンさん:
        どうしても25手になるので悩みましたが飛生を見つけ89飛生が可能になり解けました。
       
        真Tさん:
        収束が見えず苦労しました。
       
        
        小峰耕希さん:
        5手目成りかけた所でルールを思い出して不成。
       
        スラゴさん:
        収束までいってから龍を飛車に戻しました。
       
        たくぼんさん:
        さりげない不成がいいアクセントになっていますね。対称形にまとめた所もさすがです。
       
        井上順一さん:
        手数表示があるので収束が発見できた。連続飛生はうまい。
       
        桑田倫彦さん:
        協力詰なので当然のように不成。
       
        ドうえもんさん:
        飛不成で迫っていくのがうまいです。
       
        諏訪冬葉さん:
        質駒は97金だと思ったら92竜の方だったとは
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