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大道棋詰筋辞典(5) 香歩問題−5 表紙に戻る
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83桂(角角合)の詰筋(2)

83桂(角角合)の詰筋、前回の追い出し型に続いて、今回は押さえ込み型。
初めての方は香歩問題の基本の攻防からご覧ください。

4.83桂(角角合)−押さえ込み型

83桂、81玉、82歩、92玉、94香、93角合、91桂成、同玉、93香、92角合のあと、
92同香、同玉、74角、91玉と押さえ込む詰筋。
以下は81歩成、同玉と進んで、ここで72角・63角成・92角の3通りの詰筋がある。

1)72角(71玉、62金/61角成)

72角に91玉なら、92角成、同玉、83角成、81玉、82金まで。 そこで72角には71玉と逃げる。
71玉には62金が定跡だが、右側の形によっては、61角成も成立することがある。
あっさり詰むこともあるが、右側に追い出す形になって難局も多い。
11図 12図 13図 14図 15図 16図 17図

2)63角成

54香等を取るため先に63歩を取る場合もこの手順が現れるが、それは質駒型で扱うこととし、ここではそれ以外の詰筋を紹介する。
18図 19図

3)92角

一般に72角の方が92角より有利なことが多いので、92角の順は61銀等の配置のため72角ができないとき現れることが多い。 その場合は初手72歩の誘い手を成立させるため75香等が配置されていることが多いので、92角については7筋香型で扱う。

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