次ヘ
次ヘ
詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート

ドキドキ展示室 No.110 金少桂さん

ドキドキストリート
ドキドキストリート
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
変形角問題 20手台

ドキドキ展示室No.110 金少桂

ドキドキ展示室No.106に続いて、角香問題を変形した角問題の第2弾。

作者「作意手順は拙作ドキドキ展示室No.58の詰筋の使い回しですが、
狙いは紛れ手順で、初手73銀生の誘い手に香C問題の詰筋を織り込んでみました。」

ということで、73銀不成としてみると、92玉は74角があるので83歩中合で、同香不成、92玉、82香成、93玉、75角、94玉、84銀成まで?
あれ簡単だ、と手を出すと75角に84歩と捨て合されて奉納という仕掛け。

作意順は素直に73銀成で、これに対して83歩合では63角以下。
そこで72に利かせて63角には71玉と逃げようと、83銀合が正解です。
これに対し、92角から玉を61に誘導してその銀を取ることに成功します。

  73銀成、83銀合92角、71玉、41飛成、61歩合、同龍、同玉、
  83角成、52玉、

83角成に51玉は62銀、52玉、61馬まで。 また72歩合は同馬、同角、62歩、51玉、52歩、同玉、43銀、51玉、42銀成まで。 52玉がもっとも延命できますが、74馬以下角の利きをずらせば同様の順で収束します。

  74馬、63歩合、同馬、同角、43銀、51玉、42銀成、61玉、
  62歩、71玉、82香成 まで21手歩余る

43銀のところでは41銀と打っても25手で詰み、もちろんこれも正解です。 大道棋的にはここまで来られたら投了する、後始末の部分なので、問題はないでしょう。

それではみなさんの感想を。 解答到着順です。

小林巧さん:
所謂、?らしい感じはするのだが、インパクトが希薄。 軽い乗りと言えば、そう言い得るのだけれども...
山下誠さん:
2手目銀合には9二角から比較的易しい手順。
小山邦明さん:
3手目の92角打はなかなか気付きにくい手だと思います。
S.Kimuraさん:
9筋の歩の意味が良く分かりませんでした.

73銀不成の筋で75角に84歩捨て合の筋を作るためでしたが、引っかかった人はいないようでした。

占魚亭さん:
飛成のタイミングが全て。
池田俊哉さん:
83銀中合に対する92角がよく見る手であっても好手。 結果的に83銀が質になるが、45香が良く効いていて安心感がある
15手目は41銀の方が紛れなく行けそうだが、結果的には43銀からの方が速いのか...

ドキドキ展示室No.110 解答:6名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  小山邦明さん  小林巧さん
  占魚亭さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。