詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.120 不透明人間

詰将棋美術館
詰将棋美術館

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
隅の攻防 10手台
詰将棋美術館では芸術的な美しい詰将棋を紹介

アート展示室No.120 不透明人間

詰将棋は、指し将棋の訓練、パズル、アートなどいろいろな側面がありますが、 その中でアートに焦点をあてた美しい詰将棋を紹介するコーナーが詰将棋美術館

作者「3x3石垣図式の3作目。 本作も実戦型を作図していてできたものです^^;
持駒なし、詰め上がりも3x3以内の無駄のない形。 手順は完全限定です。」

アート展No.95アート展No.118に続く、3x3石垣図式第3弾。 21桂配置が3作に共通していて、実戦型創作のなごりかもしれませんね。

初手12金では上部脱出を防げないので、21香成は必然。 次いで12金と金を取るのは逃げだされそうですが、22歩成で馬筋を通せば大丈夫。

  21香成、同馬、12金、同玉、22歩成、同馬

24桂で脱出を阻止して、21金が好手。 22の馬を動かせば33馬で桂が取れて、ベテランには見覚えのある形かも。

  24桂、11玉、21金、同馬、33馬、22馬

22馬の移動合で逃げ道を開けるも、23桂から11馬の気持ちいい収束が実現して、最後は清涼詰。

  23桂、21玉、32桂成、同馬、11馬 まで17手

持駒なしの3×3石垣図式。 受方の馬の翻弄が楽しい手順で、「手順にもアートを感じました」との評もありました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
右隅に固まった初形で最小の詰め駒スゴイ
名越健将さん:
これはいいですね!アートしてます。
たくぼんさん:
石垣図式からの清涼詰。 アートですね。 21金も好手でした
山下誠さん:
このきれいな形にまとめたところに価値がある。
松崎一郎さん:
好きです! 食いつきたくなる初形、軽やかな手順、爽やかな清涼詰。
川越敏司さん:
初形曲詰。 「鶴の巣ごもり」でまだまだ新しい作品ができるんですね。

中央に玉がいないと、鶴の巣ごもりっていいにくいかも。 石垣図式なら玉の位置はどこでも大丈夫ですね。

小山邦明さん:
初形だけでなく、流れるような手順にもアートを感じました。
森田正さん:
初形が美しく、駒捌きは軽やかでとても気持ち良いです。
おかもとさん:
馬で桂をとるタイミングが大事でした。
池田俊哉さん:
持駒なしの石垣図式で、不動駒なしは立派な出来栄え
33桂まで良く働いている
ootanowatasi67さん:
形、手順とも美しい。
占魚亭さん:
受方馬の翻弄がいい感じ。
西澤叶祐さん:
こんなにシンプルな形ならいくら手数が長くても僕にも解けるだろうと今日(4/30)の23時まで粘りましたが、 解けなかったので将棋ソフトを使って確認させていただきました。 まさか3手目1二金から詰みがあるなんて思いもよりませんでした! 感動しました!

アート展示室No.120 解答:14名 全員正解

  池田俊哉さん  ootanowatasi67さん  おかもとさん  川石隆志さん
  川越敏司さん  小山邦明さん  占魚亭さん  たくぼんさん
  名越健将さん  西澤叶祐さん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん
  森田正さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。