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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.95 不透明人間さん
詰将棋美術館
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
対称は何回? 20手台

アート展示室No.95 不透明人間

作者 「実戦型を作図していたら石垣図式になりました。 でも1二角は実戦ではあり得ませんね^^;」

3×3の石垣図式。 なんとなく実戦を感じさせる配置ですが、もともとは実戦型を作図していたとは。 作者は狙ったわけではないでしょうが、手順が進むと、途中で対称形になったり、文字になったりアート的でおもしろいですね。 そのあたりも含めて鑑賞していただければと思います。

  (初形)  石垣
  21角成、 上下対称
  同 玉、
  31歩成、 「ユ」
  同 銀、
  22歩、  「ユ」
  同 銀、  「⊥」:垂直記号
  32銀打、
  11玉、
  12歩、
  同 玉、  長方形
  24桂、  駒型
  同 歩、  駒型
  21銀打、 左右対称
  11玉、
  23桂、
  同 銀、
  12歩、
  同 銀、
  同 銀成、
  同 玉、  「V」
  23銀打、 左右対称
  11玉、
  22銀成、
  まで23手

22の銀を翻弄するおもしろい手順。 最後はその銀を奪い取ってとどめを指します。
のついたところが左右または上下の対称形。 いくつかの文字・記号・形や、初形を含めて9回の対称形が楽しめる作品でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

あいうえおさん:
対称の意味が全くわかりませんでした。 頭が悪くてすみません。

例えば初形は2筋を軸に左右反転すると(駒種や向きの違いは無視して)形がもとの図と重なります。 これを左右対称といいます。
この形を折り紙だと思えば、二つに折ってぴったり重なるということですね。
この石垣の形は、同時に、二段目を軸にした上下対称、更に対角線を軸にした斜め対称にもなっています。
また、2二地点を中心に180度回転しても重なります。 これを点対称といいます。
正方形というのは、非常に対称性に富んだ図形なわけですね。

占魚亭さん:
受方銀の翻弄がいい味。
松崎一郎さん:
駒の配置が対称となる局面は10回(初形、1、6,10,11,12,13、15、20、21手目)でしょうか。

15手目は対称じゃないような・・・

蛇塚の坂本さん:
徹底した守備駒銀の翻弄面白い?
山下誠さん:
銀1枚の守備でよく粘る穴熊玉。 対称形が何度も現れる。
S.Kimuraさん:
初形も3×3でマス目が埋まっているので対称なのでしょうが, No.96とは違って,駒の向きが揃っていないので,対称と言うには違和感を感じてしまいました.

駒の向きや駒種まで含めて対称なときは純対称と呼んだりするようです。
対称を主な狙いにするなら純対称にした方がアピール度が高いですね。

池田俊哉さん:
初形を入れて対称形は全部で6回。 最終手で21銀成を入れれば7回になる(笑)。 密集形から良くさばける

もう少し多いような・・・

inokosatoshiさん:
狭い所で上手く手がつながりました
中村丈志さん:
スラスラ解けて楽しかった。
浜野乙三さん:
ほぼ一本道。 対称は初形も入れて9回? こういう記録はありませんかね。

記録としては、猫田いわしさんに完全立体対称曲詰(全局面対称)53手(54回対称)というすごい作品があります。

おかもとさん:
小駒による細かい手順。

アート展示室No.95 解答:11名 全員正解

  あいうえおさん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  占魚亭さん  中村丈志さん  浜野乙三さん
  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。