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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.32 eureka
詰将棋美術館
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:

中央の角一色図式より 10手台


アート展示室No.32 eureka都玉の角一色図式。 既発表作は次の3作。

  • 45角65角|55玉|金金銀歩 21手 大浦淳司 詰パラ1976−3
  • 54角56角|55玉|金金銀銀香3 35手 竪山道助 詰パラ2006−1
  • 18角92角|55玉|金金銀銀 27手 竪山道助 詰パラ2003−1

また、中央の角一色図式に角挟みの形を調査した結果として、都玉では次の完全作候補があげられています。

  • 35角75角|55玉
    持駒 金3(11手)、金金銀(11手)、金金桂歩(15手)、金銀3桂歩(29手)
  • 45角65角|55玉
    持駒 金金銀歩(21手)★大浦淳司作、金銀3桂3(27手)★創作P作品15
  • 53角57角|55玉
    持駒 金3香(19手)★創作P作品16(本作)
すべて、左右上下対称または点対称のきれいな形です。

本作は、No.30No.31と同じく、プログラム支援作品。 前の2作と違って攻め駒が玉に近く、持駒もすっきり、一番とっつきやすい作品だと思います。

初手は46(66)金の一択。 46金に65玉、54玉の二つの逃げ方があります。 65玉は75角成で馬を作れるので、簡単そう。 実際、75角成、54玉、53金、44玉、35金、33玉、34香とすれば、手数はかかっても迷う余地はありません。 したがって正解は54玉です。

  46金、54玉、

44金や64金は残り金香ではさすがに足りなそう。 金は温存して56香と打ちます。 あとで分かりますが、55香では詰まず、56香は限定打。 55歩の捨て合は同金以下簡単です。 ここでも逃げ方は63玉、43玉の二通り。 46金がない分63玉の方が広そうですが、64金、72玉(52玉なら44角成以下)、73金、81玉、71角成、同玉、93角成以下。 実は46金が角筋を止めているので、43玉の方が詰みにくいんです。

  56香、43玉、

今度は先ほどのように44金以下迫ってもダメ。 42金の尻金が渋い好手です。 34玉は35金から押していって簡単なので33玉と逃げます。

  42金、33玉、

あと金1枚だけで、かなり不安になる局面。 先ほどの変化に誘って34金捨てはどうでしょう。 同玉と取ってくれれば35金以下角と馬と働いてきて詰むのですが、22玉と逃げられると44角成でも66角でも12玉で今ひとつ足りません。 ここは金捨てではなく、44角成と角捨てで玉を呼ぶのが妙手。 42金を取られそうですが、75角があるので大丈夫。 同玉なら35金と押していって詰み(56香のとき55香だとここで55玉と逃げられて逃れ)なので、23玉とかわします(24玉は36金以下)が、 ここで34馬の押し売りがとどめの妙手で、ついに35金以下の手順に持ち込むことに成功します。

  44角成、23玉、34馬、同玉、
  35金、33玉、32金打、23玉、24金、12玉、13金、11玉、
  22金(66角) まで19手

逃げ方を間違っても同じ筋で詰むため、17手、15手の解答も3名。 残念ながら不正解です。

香限定打、尻金から馬の押し売りと、都玉一色図式としては詰将棋らしい手順で、お楽しみいただけたのではないでしょうか。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
占魚亭さん:
4手目6三玉の変化手順の方が好み。
Daisukeさん:
手順中の馬の押し売りが上手いと思った。
井上賢一さん:
31よりは詰将棋らしい
小山邦明さん:
3手目からの56香、42金、44角成以下、やりにくい手順が続き、非常に難しかった。
池田俊哉さん:
56香の限定打や尻金二発など適度に考えさせるところがあるのが良い
蛇塚の坂本さん:
6四角成がニクイでした。
隅の老人Bさん:
中盤での馬の押し売りが面白い。最終手は角、これはサ−ビス。
S.Kimuraさん:
香車の使い方が難しかったです.
嵐田保夫さん:
意外な詰め上がり地点。

アート展示室No.32 解答:11名 正解8名

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  井上賢一さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん
  占魚亭さん  Daisukeさん  長谷繁蔵さん  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。