棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
COOOさんの詰将棋は、-cooo-'s roomでたくさん紹介されています。 中篇が中心で、見るとすぐわかりますが、形や手順に遊び心があふれています。 本局は、そんなCOOOさんが、アート展示室の福島さんの作品(アート展No.1、No.2) を見て思い付いたもの。 初形きれいな対称形に持駒金一色と、申し分のない形で、作者が「同一作がなかったら奇跡的という感じもしますが・・・^^;」と心配されるのも無理もないところ。 データベースで調べたところでは同一作はありませんでした。 本局、福島作品と形は似ていても手順は全然違うので、解くヒントにはならなかったかもしれません。 形から、58金、同玉、57飛右(左)と入るのが筋。 ちなみに右と左では、57飛右派が多かったので、とりあえず57飛右で進めましょう。 68玉ともう一枚の飛車がある方に逃げると58金、79玉、78金以下簡単なので、48玉と右にかわします。 58金、同玉、57飛右、48玉、 57飛右に48玉の場合は、同じように58金、39玉、38金、同玉、37飛と攻めると29玉で続きません。 かといって38金、同玉、37飛では、48玉と戻られてアウト。 さて、どうしましょう。 38金、同玉と捨てたあと、続けて28金と捨てるのが妙手。 これは同玉と取るしかありません。 あと金1枚だけになってしまいましたが、27飛、38玉(39玉)、29金、48玉、28飛と飛車を8段目に活用するのが好手順で、以下59玉、57飛まで15手、還元玉の詰上り。 38金、同玉、28金、同玉、27飛、38玉、29金、48玉、28飛、59玉、57飛 まで15手 美しい初形に連続金捨ての妙手を織り込んだ、アート展示室にふさわしい作品でした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
アート展示室No.3 解答:12名 全員正解 石堂郁夫さん 市原誠さん S.Kimuraさん 北川仁士さん 小峰耕希さん 隅の老人Bさん たくぼんさん チャモさん どかん5号さん 長谷繁蔵さん 福島竜胆さん 涼秋さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。