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2010 S-5,1: 特集(城塚先生を偲ぶ) -5,1
        豊倉 賢  「2010, 4, 17開催の城塚 正先生を偲ぶ会」

  恩師、城塚 正先生は、昨年9月肝臓癌が発見され、1ケ月の入院治療後自宅に戻られ、奥様の手厚い看病を受けられた後10月17日ご自宅でご逝去なさいました。享年88歳でした。ご葬儀は先生のご遺言により、御親族だけで10月24日にとり行われました。

  11月中旬奥様から喪中のお知らせを頂き、大変驚いてご自宅にお悔やみに伺いました。
私が大学院在籍中にご指導頂いた本田先生や、城塚先生のご指導いただいた同期の仲間と相談して来春に「城塚 正先生を偲ぶ会 」を開催することに決めました。

  平成22年1月4日、千葉工業大学教授の尾上 薫先生、1967年卒業の植村政彦さんと、小田急線生田の春秋苑にある城塚 正先生のお墓にお参りしました。この公園墓地は、城塚先生のお宅に近い緑豊かな多摩丘陵にあり、西に富士山を眺望できる素晴らしい墓所でした。城塚先生を偲ぶ会は、この春秋苑にある白蓮華堂で行うことに決め、予約をしてきました。

  「城塚先生を偲ぶ会」は先生が御逝去された日から丁度半年後の月命日に当たる平成22年4月17日に開催されました。

  当日は春秋苑で先に城塚先生のお墓参りを行ってから偲ぶ会の席が用意された白蓮華堂に移動し、参詣者が揃った正午に尾上先生の司会で始められました。最初、早稲田大学化学工学分野に城塚研究室の立ち上げにご尽力され、日本技術士会副会長や専務理事を務められてる本田先生に、ご挨拶と献杯の音頭を取っていただきました。また、酒井先生は、学生時代を思い出されて、城塚先生の厳しいご指導のお話を、豊倉が退職後の城塚先生のご様子を、最後は尾上先生が、晩年の城塚先生は学生の勉強や研究活動を優しく見守りながらご指導下さったお話しをされて締め括られました。

  この日は前日の雨が季節はずれの雪に変わり、早朝の淡い雪景色に天候を気遣いましたが、皆が春秋苑に集まる頃には雪も解け、暖かい日差しを受けて久し振りに会った友人と話をしながら白蓮華堂に向かうことが出来ました。当日は予定されてた出席者108名は全員定刻までに墓参を済まして白蓮華堂の席に着き、定刻通りのスケジュールで、会を進めことができました。大分・新居浜・姫路などの遠方から来られた卒業生もいて、在りし日の城塚 正先生を思い出して友人と語り合って、先生の供養を致しました。

  御奥様からは、「現職で忙しい人の多い卒業生に心配を掛けないようにと先生が遺言されたので、偲ぶ会のような卒業生に手間を掛けることはなさらないで下さい。」と何度もお申し出がありましたが、 先生の思い出を語りながら卒業生が集まりたいのでどうかやらせて下さいとお願いしました。 御奥様が春秋苑に直接お焼香台・お花等を頼まれお気遣いを頂きました。当日も是非伺って御挨拶したいと云って居られたのですが、先生の看病のお疲れとご逝去後の色々のことなどからお疲れが出て体調を崩され、大変申し訳ないけど、皆様に宜しくとのことでした、御奥様の御身体が一番大切ですからと申し上げ、翌日お電話でお気遣いのお礼と会の様子をご報告いたしました。

  最後に、現職でご多忙の中、一切の準備と連絡を取り仕切って下さった千葉工業大教授尾上先生と早稲田大学化学工学研究室の酒井・平沢・常田・小堀先生に御礼申し上げます。

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