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2006C-5,3 伊東存枚 1987年大学院修士課程修了 (工学修士)
略歴 | |||
1987年4月 | キヤノン株式会社に入社 | ||
1987年7月 | 取手事業所に勤務 | ||
2003年1月 | 下丸子事業所に勤務 | ||
2006年1月 | 平塚事業所に勤務 | ||
2006年6月 | SED株式会社に出向 |
「 野村監督じゃないけれど…ぼやいてみました 」
□お願いだから、発見じゃなくて発明をして!
「この条件で作ったらいい特性がでました」とか「装置不具合はこの部品の交換で解決しました」という説明を受けるけど、よくよく聞いてみると「こうすればなんとかなる」という内容で終わりじゃない。ただ、逃げ道を見つけた
だけなんじゃないの。発見だけでは、飯は食えないのだよ。発明をしようよ。
『発明』というのはね、
- 現象を再現できること
- その現象(プロセス)を思いのままに制御できること
- 作られたものが投入資源に対して十分な価値を持つこと
を言うのです。特に3は研究開発テーマを掘り下げていってもこの答えは出ないからね。
□まず、自分の仕事がうまくいっていないことを見えるようにして!
「見える化」に取り組むと宣言して1ヶ月もなんの報告もないのは何故?自分の作業が進んでないことさえも見せられないならそんな宣言はしないようにしよう。
「まだ途中なので報告できる状況ではありません」「まだ全部の情報が集まってないので…」「まだ不確定な部分が多いので…」なんかおかしくないか?見えるようになったものを見せるのは当たり前でしょう。まだ見えてないものを見えるようにするのが本当の「見える化」。
結果から課題を発見し、対策を打つのはもう古い。今の現場は、結果が出る前にトラブルを予見し、課題を発見し、対策を打たないといけない。このプロセスを支えるのが「見える化」で、これから起こる事を見える(予見できる)ように工夫することを言う。
簡単な例をひとつ挙げよう。作業ラインで通常メンバーが作業しているラインは緑色の旗を掲げ、休暇取得者が出たので代わりの人が入っているラインは黄色の旗を掲げるのさ。そうすれば、代わりの人=作業が不慣れ=作業の遅延or作業ミス…と誰もが予知することができる。周囲がこのようなことを意識することにより、作業の遅れをカバーするように動いたり、声掛けにより作業ミスを未然に防いだりする。そんな単純なことなのです。
□行き詰ったら常識に照らして行動せよ
いくら上司からの指示だからってできそうもないことを素直に「できない」と言わずになんとかやろうとするのはその心意気はよしとしても感心できません。勇気を持って「できない」と言いましょう。
自分の理屈通りにいかないのは当たり前。難しい知識やテクニックを勉強して解決方法を探すのもいいですが、逆に深みにはまることもしばしば。難しいテクニックを習得しても周りがついてこれなければ破綻します。
そんなときは難しく考えずにまず常識(あるいは道徳)に照らして自分が何をすればいいか考えること。どう考えてもできないことは「できない」というのが当たり前。そうすれば、誰かが知恵を貸してくれるかもしれないし、体を貸してくれるかもしれない。他の道が見つかるかもしれない。でも、「できない」と言って仕事を投げ出さないでください。それは非常識です。そう、正しい世間の常識を身に付けるのが社会での最大の武器なのです。
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