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2005C-4,5 都筑 晃 1995年大学院博士課程前期修了(工学修士)

 都筑さんは卒業して藤沢薬品に就職され、原薬製造技術の改善に携わった関係で卒業後も晶析にも関係されていたようでした。その様な関係で私、都筑さんとは卒業されてからも学会等でお目に掛かる機会は時々ありましたが、なかなかゆっくり話を伺うこともなく今日になっています。都筑さんは2000年4月高岡工場に転勤になっていましたが、2003年10月に分社化して転籍し、今年4月藤沢薬品と山之内製薬が合併してアステラス製薬が誕生して都筑さんの会社も今年の10月には「アステラス富山(株)」と社名変更になると伺い、この機会にと思い研究室のHPに近況報告を兼ねた記事を書いて頂きました。そこで改めて記事を読んで卒業してからの活動の様子を知ることが出来ました。最近、化学系企業の新しい仕事は医薬品関連が多いと聞いていましたが、そのことと頂いた記事を重ねるとその分野も競争が益々激しくなるような気がします。これからは今まで以上に卒業生同士、良い意味で連絡を取り合って活躍してください。今回頂いた記事には都筑さんの真面目な人柄がよく出ていて、研究室の同門卒業生は都筑さんの性格を思い出し、学生時代に帰った気になって腹を割った話をされるであろうと想像してます。(05年7月、豊倉記)

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(都筑 晃)

「卒業から10年経過して」


 私は、1995年に院卒後、同年、医薬品メーカーの藤沢薬品工業株式会社に入社し、生産技術研究所・製薬技術に配属になり、特に抗生物質の原薬製造における工程改善(合成・晶析・濾過・乾燥等)に関わる仕事をしました。その当時は化学工学会や晶析分科会で豊倉先生に直接お会いする機会があり、その都度、先生からパワーを頂き、私もがんばっていこうと思ったものでした。

 2000年4月から同社の富山県にある高岡工場へ転勤し、抗生物質の経口剤の原薬製造現場へ配属となり、ヘルメットをかぶって汗水たらして働きました。そのお陰で豊倉研究室時代よりスリムになったかもしれません。しかし、富山県は海・山の自然に恵まれ、水、米、野菜、肉、魚がおいしいところです。冬の寒ブリは最高です。食べることが好きな私には最高な場所かもしれません(雪が大変多いのは嬉しくありませんが)。

 医薬品業界においても、数年前から様々な選択を迫られており、私の所属する工場は2003年に分社化(グループ会社)されて、300名程度の製造に特化する会社になりました。同時に私も転籍となり、藤沢薬品を退職した形になりました。また、2005年4月には、藤沢薬品と山之内製薬が合併してアステラス製薬Mが発足したことにより、私の会社も2005年10月には「アステラス富山M」に社名変更になります。このような状況下でモチベーションを維持して、仕事を続けていく大変さはありましたが、唯一の救いは、昨年から再び技術職に戻ることができ、工場への新製品導入に関わるPJの一員として仕事をしていることです。

 先生からの投稿依頼を受けてからHPを拝見しました。そこには世代を超えたバーチャルな豊倉研究室が存在するのですね。この場に参加できたことは嬉しく思いますし、これからは毎月のHP更新を楽しみにしています。先生をはじめとして、先輩・後輩の皆様から教わることは多々あるでしょうから。

 今後、更に暑い日が続くと思います。豊倉先生をはじめ、皆様方、夏風邪などひかぬよう十分お気をつけください。

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