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2004C−5,5 山崎康夫 1986年大学院博士後期課程修了  (工学博士)


  日本粉体工業技術協会晶析分科会代表幹事の山崎さんから今年11月に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催された第2回粉体工業における工業晶析国際シンポジウムの記事が届きましたので掲載します。詳細は山崎康夫氏にお尋ね下さい。(豊倉記, 04,11 )
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(山崎 康夫)

「  第2回粉体工業における工業晶析国際シンポジウム 」


 社団法人日本粉体工業技術協会晶析分科会は、2004年11月10日から11日まで、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)国際展示場において、第2回粉体工業における工業晶析国際シンポジウムを開催しました。当日は、米国、イギリス、ドイツ、オランダ、イタリア、カナダ、香港など世界各国からの参加者があり、盛会でありました。同時に、協会全体の行事として、微粒子ナノテクノロジー分科会、囚人分科会と合同し、国際粉体技術フォーラムを開催しました。この国際シンポジウム・フォーラムの特徴は、単に、諸外国の最先端の科学に触れることのみならず、粉体装置の展示会と同時開催することで、日本の粉体装置の技術と科学がどのようにバランスよく発展してきたかを示すことができる点であると思います。科学と技術の両輪がバランスよく回転することで、産業が発展することを明確にすることができるからです。これらの会の概要については、「粉体と工業」(粉体と工業社)誌などに報告する予定です。

 豊倉先生が初代コーディネータとしてはじめられた、この晶析分科会も諸外国での知名度が高まってきたと思います。これも、卒業生の各位のご協力とご指導があってはじめて価値が高まるわけで、今後も会を継続し、順調に発展することを期待しています。今回のご協力に感謝し、今後のご指導をお願い申し上げます。

 国際的な会議を開催することができる人間像については、次回、愚説を述べたいと存じます。今回のシンポジウムでは、公式のプログラム以外のところでの成果が大きかったかもしれません。イタリアのキアネーゼ先生からは、日伊の化学工業、特に粉体工業の連携について提案があり、協会の海外交流委員会の森副委員長との面談を行いました。ドイツのウルリッヒ教授にも同席していただき、広くヨーロッパとの関係を論じ、産業だけでなく、学術的にも連携することの重要性について提案がありそうです。国際会議は、限られた時間内により多くの講演やディスカッションを行うことを計画しますので、このような面談の時間をつくることが難しいのですが、短時間ではありましたが、協会の将来に対して、重要な機会であったと感じました。




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