Home | ホームページ設立の趣旨 | 掲載予定の記事について
豊倉賢略歴
| apppendix | 新規掲載記事




2004C-3,1  高野善之 1995年大学院修士課程修了  (工学修士)


  高野君は1992年から3年間研究室に在籍し、高圧付与による圧力晶析の研究を行いました。圧力晶析装置は神戸製鋼機械研究所部長で、高圧学会の会長を務めた守時さんが開発された世界的にも有名な日本のオリジナルな装置です。 この装置は通常の晶析装置と異なる特徴を持っており、その特徴を生かした高圧晶析プロセスを開発するための基礎的研究を高野君は行いました。その研究態度は、極めて真面目で豊倉との討議では私の意見ををキチンと聞き、それについては何時もじっくり考えて自分の納得した意見をはっきり話していました。この研究テーマは当時の研究室の主要課題の一つで、このグループの研究成果は積極的に学会で発表しました。高野君はこの圧力晶析に関する研究成果を研究室が発表する学会にはしばしば参加していました。この学会参加は又彼にとって研究室外の研究者や技術者と親しくなる機会であったばかりでなく、広く各地の見聞を深めるにも役立ったようでした。高野君のように、研究室でしっかり研究し、その経験をもって学会に参加すると新しい友人を作ることが出来、それは、卒業してから広い分野で活躍することが期待される卒業生にとって素晴らしいことです。 高野君は現在(株)リコーで活躍してますが、研究室時代の経験は新しい分野での活動に大いに役立っていると思います。これからの企業は社会の新しい動きに敏感に対処することは必要であり、高野君はそのような来たいに応えられる卒業生として紹介します。今回は昨年の秋に結婚され、それを含めて近況を書いてもらいました。      (豊倉記)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(株式会社 リコー  高野善之)

1995年院卒の高野です。同年、株式会社リコーに入社しました。早いもので社会人10年目になりました。入社から丸3年は、大森事業所(大田区)に勤務していましたが、以後、厚木事業所(厚木市)に移り、現在に至っております。業務内容は入社以来、ほとんど変わっておりません。コピー機やプリンターの現像関連の部品開発を担当しております。材料技術や精密加工技術が業務の中心で、晶析技術は元より、化学工学すら、私にとっては縁遠い技術分野になってしまいました。

プライベートでは、2003年11月30日に結婚しました。豊倉先生には乾杯のご発声(ご祝辞)をいただき、誠にありがとうございました。退官の式典以来(確か)でしたが、老いてなお(失礼!)お元気な豊倉先生にお目にかかれて、大変感激しました。

現在は、東京の西の外れ、八王子市に住んでいます。盆地なので暑いです。厚木までは片道25kmを1時間ちょっとかけてマイカー通勤しています。渋滞がなければ快適なのですが、朝は少しきついです。もう少し会社の近くに転居したいと考え、物件探索中です。そんなこんなで、ここ数ヶ月で不動産の雑学が増えました。

暑い毎日ですが、何とか元気でやっています。豊倉先生をはじめ、皆様方も体調には十分ご注意の上、楽しい夏をお過ごしください。




top

Home | ホームページ設立の趣旨 | 掲載予定の記事について
豊倉賢略歴
| apppendix | 新規掲載記事